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「フリーランス」になれば自分のペースで働けるけど「年収」は低め?実際どうなの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年10月23日 3時0分

「フリーランス」になれば自分のペースで働けるけど「年収」は低め?実際どうなの?

新型コロナウイルス感染症の影響で働き方が大きく変わる中、「自分のペースでできる仕事」に憧れを持つ人もいるのではないでしょうか。自分のペースでできる仕事は、子育てや介護など家庭の事情と両立しやすいですし、時間的な制約が少なくなります。   ここではフリーランス関連の調査結果をもとに、フリーランスの仕事の内容や、年収などを解説します。

フリーランスの仕事

『フリーランス白書』で、フリーランスに主な収入源となっている職種を尋ねたところ、クリエイティブ・Web・フォト系が最も多く20.2%、エンジニア・技術開発系が17.2%、通訳翻訳系が11.1%、出版・メディア系が9.5%となりました。主な収入源となる職種は23種類以上あり、得意分野を生かして働く人が多いことがうかがえます。
 
また、『フリーランス実態調査結果』でフリーランスという働き方をした理由を尋ねたところ「自分の仕事のスタイルで働きたいため」が57.8%、「働く時間や場所を自由にするため」が39.7%でした。自分のペースで働きたいという理由で、フリーランスという働き方を選ぶ人が多いことがわかっています。自分の得意分野や経歴を生かして、自由に働けるというのがフリーランスの魅力でしょう。
 

フリーランスの年収

仕事上の人間関係や就業環境、プライベートとの両立などの満足度が高かった一方で、収入の満足度は低く、不満度が高いという結果になりました。『フリーランス実態調査結果』では、収入が少なく、安定しないことをデメリットと考えている人が約6割いたほか、仕事が原因で病気やけがをしたときの補償がないことや、仕事がなかなか見つからないことなどを障壁として挙げた人もいます。
 
仕事を原因とする病気やけがをしたときに「仕事を中断した」と答えた人よりも「仕事を中断したことはなかった」と答えた人の割合が高く、体調を崩してもなかなか休めないということがわかっています。
 
フリーランスがいる世帯の年収は300万円以上400万円未満が最も多く、世帯主が企業に雇用されている世帯よりも世帯年収が低くなる傾向があります。
 
特に、フリーランスのうち「本業かつ主たる生計者」の年収を見ると、最も多かったのは200万円以上300万円未満で、200万円未満も34%いました。副業や、主たる生計者以外が本業として仕事をするとなると、ほとんどが200万円未満という結果になります。
 
主婦(夫)がパートに出るのではなく、フリーランスとして仕事をするケースも増えていますが、家事や育児などと両立しやすい反面、収入を上げることには結びつきにくいのが実情です。
 
また、『フリーランス白書』で職業形態を調査したところ、76.6%が個人事業主でした。多くが国民健康保険に加入していて、国民年金の第1号被保険者の割合も高くなります。そのため厚生年金加入者に比べ、将来に向けた資産形成を自ら行わなくてはならないところは大変といえるでしょう。
 

フリーランスは自分のペースで働けるが平均年収は低め


 
フリーランスとして働くと自分の得意分野を生かした業種で働けますし、プライベートとの両立もはかりやすいため、家庭の事情で、外で決まった時間に働きづらい人も収入を得られるようになります。その反面、収入は少なく、不安定になりがちです。
 
特に、家計の中心となる人がフリーランスとして働いた場合、世帯年収は低くなる可能性があります。フリーランスという働き方を選ぶ場合は、収入面などをよく検討することが大切です。
 

出典

内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2022」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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