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老後を過ごす上で最も重要なのは毎月の支出を減らすこと! 無理せず家計を回すために着目したいポイントとは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年10月27日 11時20分

老後を過ごす上で最も重要なのは毎月の支出を減らすこと! 無理せず家計を回すために着目したいポイントとは?

最近の円安や物価上昇で、日本経済の先行きに不安を感じる人も多いのではないでしょうか? この状態がいつまでも続けば、誰もが大きな不安を抱えたまま老後を迎えることになります。   そこで今回は、老後生活で無理せず家計を回すために、減らしたい毎月の支出額について解説します。すでに老後生活を迎えている方も、ぜひ参考にしてみてください。

老後生活の主な収入は公的年金

老後生活の収入は、不労所得などがない限り公的年金がメインです。厚生労働省年金局によると、令和2年度の厚生年金の受給額は月平均14万6145円(基礎年金月額を含む)、国民年金の受給額は月平均 5万6358円(基礎年金のみ、および旧国民年金法による受給者)となっています。
 
自営業やフリーランスの人に支給される公的年金は、国民年金のみです。会社員や公務員の人に支給される公的年金は、国民年金と厚生年金の2つとなります。
 
定年退職するまでの働き方によって、もらえる公的年金額にはばらつきがあるため、自分の家庭が老後にどれだけ収入があるかを把握し、貯蓄しておく必要があります。
 

老後生活は毎月の支出額を減らそう

総務省の調査によると、2022年8月の「2人以上世帯」の消費支出は、毎月平均28万9974 円であると分かっています。内訳は図表1のとおりです。
 
【図表1】
 

 
出典:総務省 家計調査報告 2022年(令和4年)8月分
 
無理せず家計を回すためには、毎月の支出項目の中から支出を抑えていくことが重要です。ここでは、FPの目線で着目したい項目を3つ挙げます。
 

食費

上記の内訳では食費が約8万6000円かかっています。外食を除いた食費は1人当たり1日1000円で見積もるとよいでしょう。
 
1ヶ月あたりでは、1人当たり約3万円、2人暮らしであれば6万円が目安となります。ここに外食が加わると金額が上乗せされますが、外食費も月1万円で抑えたいところです。
 
老後は今まで働いていた時間が自由になります。外食費を抑えるために、夫婦で外食した先の味を自宅で再現してみたり、家庭菜園を始めてみたり、別の食事の楽しみ方を見つけてみるのもよいでしょう。
 

光熱・水道

光熱・水道費も減らせるポイントです。特に電気代は、契約アンペア数を下げることを検討してみましょう。アンペア数を下げることで、基本料金を下げることができます。これまで生活している中で、あまりブレーカーが落ちていなければ、少しずつ下げてみてください。
 
また、夏場と冬場で活躍するエアコンも電気代を上げる大きな要因です。夏場は扇風機と併用することで、温度設定を多少上げることができます。冬場は加湿器と併用したり、自分自身が厚着をしたりして温度調節をしましょう。
 

交通・通信

自動車を所有している人は、使用頻度にもよりますが、思い切って手放すことも考えてみましょう。
 
自動車は所有しているだけで維持費がかかります。保険料や税金、車検など総合的に考えると、買い物のときだけタクシーを使った方が安く抑えられる可能性もあります。また、老後一定の年齢以上で、公共交通機関の割引券などをもらえる地域があります。
 
自動車は免許証を返納するときがいずれやってきます。早いうちから公共交通機関の利用について確認しておきましょう。
 

まとめ

今回は、老後生活で無理せず家計を回すために、毎月の支出額で減らしたい項目について解説しました。
 
今後はさらに公的年金額が減ってしまう可能性があります。毎月の支出額を見直して、生活に困らないよう工夫していきましょう。
 

出典

厚生労働省年金局 令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

総務省 家計調査報告 2022年(令和4年)8月分

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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