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【上下4本同時抜歯!】親知らずの抜歯で入院しました…保険はおりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月1日 2時40分

【上下4本同時抜歯!】親知らずの抜歯で入院しました…保険はおりますか?

“親知らず”の抜歯は普通の抜歯よりも難しく、抜歯というより手術といった方が適切な場合もあります。   身体への負担が大きく大変な思いをするのですから、金銭的な負担ぐらいは軽くしたいものですね。   そこで、親知らずの抜歯、特に4本同時に抜歯するような場合に、医療保険から保険金を受け取ることができるのかどうか説明していきます。

抜歯は原則として医療保険の対象外

まず、「抜歯」は原則として医療保険の対象とはなっていません。保険会社から渡される約款においても、保険金の支払対象となる手術について「歯・歯肉の処置に伴うものを除く」と書かれています。
 
多くの場合、抜歯は簡単な処置で済むことが多く、抜歯に伴って大変な症状が出るということも考えにくいため、保険金の支払対象には含まないのです。現在、通常の抜歯を保険金の支払対象としている保険会社はありません。
 

抜歯でも例外的に医療保険の対象になる場合


 
ただ、抜歯といっても親知らずに関しては、ただの「抜歯」のレベルを超えた処置が行われる場合があります。
 
親知らずの状態が正常であれば、通常の抜歯と同等の処置で済みますが、親知らずの根っこの状態が複雑だったり、親知らずの大部分が骨の中に埋まったりしているような場合には、大がかりな手術が必要になることもあるのです。歯肉を切開した上で周囲の歯を削ったり、顎(あご)の骨に埋没している親知らずを掘り出したりするような処置です。
 
このような場合には、保険会社によっては手術給付金が支給される場合があります。ある保険会社の案内では、通常の抜歯術が手術給付金の支払対象にならないことが書かれている一方で、一部の抜歯は支払対象になることが明記されています。公的医療保険制度における「医科診療報酬点数表」または「歯科診療報酬点数表」で「埋伏歯(まいふくし)」の抜歯として算定される手術は支払対象となっているのです。
 
したがって、手術給付金の支払対象なのかどうかは、歯科医に手術の内容を説明してもらい、一度保険会社に問い合わせてみると良いでしょう。
 

親知らずの抜歯で入院した場合の保険金は?

抜歯手術で入院した場合には入院給付金が支給されます。これは、抜歯手術が手術給付金の対象になるかどうかには関係ありません。
 
ただ、親知らずの抜歯で入院することはまれで、入院するとしても1泊2日であることがほとんどです。したがって、1泊から入院給付金が出る保険に加入していないと、入院給付金を受け取ることはできません。
 
ただし、顎の骨を削るなど大がかりな手術になった場合には、1週間程度の入院を要する場合もあります。1週間も入院すると入院費の負担も大きくなりますが、ほとんどの保険で入院給付金の支給を受けることができますので心配は要りません。
 

保険が支払われるかどうかは抜歯の内容による

抜歯は原則として手術給付金の対象にはなりませんが、親知らずの場合は手術が大がかりになることもあり、手術給付金の支払対象になる場合もあります。
 
したがって、自分の受けた手術が手術給付金の対象になっていないか、歯科医から手術の説明をきちんと受けて、保険会社に問い合わせるようにしましょう。
 
また、抜歯であっても入院給付金は支払われます。自分の加入している保険が、何日の入院から保険金を支払ってくれるのか確かめておきましょう。
 

出典

日本損害保険協会 そんぽADRセンターにおける苦情・紛争解決手続の実施概況
かんぽ生命 抜歯の手術は手術保険金の支払対象ですか。
SOMPOひまわり生命保険株式会社 口腔外科で抜歯術を受けました。手術給付金の支払い対象になりますか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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