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交通費の上限がないなら「新幹線通勤」は可能? 税金も含めたメリット・デメリットも確認!

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月2日 22時40分

交通費の上限がないなら「新幹線通勤」は可能? 税金も含めたメリット・デメリットも確認!

「都心のほうが給与が高い」「仕事がたくさんある」などの理由で、郊外に暮らしながら都心へ通勤したいと考えている方もいるのではないでしょうか。   しかし、交通費を考えると難しいというのが現実です。ただし、会社が支給する交通費に上限がないとしたら、新幹線通勤も夢ではないかもしれません。   そこでこの記事では、交通費に上限がない場合、新幹線通勤を選択することは可能なのかを説明します。また、新幹線通勤のメリット・デメリットについても解説しましょう。

交通費実費支給の場合、金額に上限はない?

新幹線通勤をしたいと考えても、まず障壁になるのが交通費です。新幹線の通勤定期代を見てみると、東京~小田原間で1ヶ月7万3930円、3ヶ月で21万710円です。もう少し距離を伸ばして、東京~静岡間だと、1ヶ月で13万6330円、3ヶ月で38万8590円と、かなりの高額となっています。いずれも自腹ではかなり大きな負担となるでしょう。
 
では、「交通費実費支給」の場合、会社はこれだけ高額の交通費を支給してくれるのでしょうか。
 
会社の交通費の規定で「交通費実費支給」となっている場合、文字通り「実際にかかった費用」は全額支給されるように思えますが、実際にはさまざまな制限が設けられていることがほとんどです。例えば、自宅から会社までのルートは最短ルートでなければならない、定期代のほうが安い場合は定期代に換算して支給する、選べる交通手段に制限を設けているなどです。また、支給に上限額を設けている場合もあります。
 
しかし、支給額に上限を設けていない会社もあり、そのような会社であればかなり高額な通勤費用でも会社が負担してくれる可能性があります。会社の規定を確認し、社内の担当者に問い合わせてみると良いでしょう。
 
ただし、通勤手当の非課税限度額には留意が必要です。交通機関を利用した場合の通勤手当は原則非課税ですが、1ヶ月に15万円を超えると課税されてしまいます。多額の交通費支給を受ける場合には、税負担が生じることは理解しておきましょう。
 

新幹線通勤のメリットとデメリット


 
新幹線の定期代が会社の交通費支給限度額以内である場合、また、少しだけ自腹で補填(ほてん)すれば良い程度である場合、新幹線通勤に現実味が出てきます。そこで、実際に新幹線通勤をするかどうかを判断するために、新幹線通勤のメリットとデメリットを見ていきましょう。
 
新幹線通勤のメリットとして最初に挙がるのが、混雑していない車内で座って通勤できることです。
 
首都圏での通勤経験がある人であれば、ラッシュ時間帯の電車の混雑が相当なものであることはご存じでしょう。新幹線通勤であればあの混雑とは無縁です。基本的に座席に座ってゆったりとした雰囲気で通勤時間を過ごせます。座席にはテーブルがありFree Wi-Fiもあるため、PCをインターネットにつなげて仕事をすることも可能です。帰りはおつまみとビールで晩酌を楽しむこともできます。
 
新幹線通勤のデメリットは、在来線と違って本数が少ないこと、終電が早いことです。
 
1本逃すと長時間待つことになるので、早めに駅に着くようにしなければなりませんし、飲み会なども早く切り上げなければなりません。また、経済的な意味では、社会保険料が高くなってしまうというデメリットがあります。新幹線の定期代が通勤手当として満額支給された場合、社会保険料の計算の基礎となる報酬の額も跳ね上がるからです。
 

新幹線通勤には向き不向きがある

新幹線通勤が可能かどうかは、会社の「通勤手当に関する規定」によります。交通費実費支給という規定があっても、多くの会社では交通手段が限定されていたり、支給の上限額が決められていたりするので注意が必要です。
 
新幹線の定期代を会社が支給してくれる場合や、会社の支給額に自分が少し上乗せすれば定期を買えるような場合は、新幹線通勤を検討する余地はあります。ただし、新幹線通勤にはメリットとデメリットがありますので、よく検討することが大切です。
 

出典

JR東海 新幹線定期券「FREX(通勤用)」・「FREXパル(通学用)」
国税庁 通勤手当の非課税限度額の引上げについて
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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