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「お金を受け取れます」と年金事務所を名乗る人から電話がきました。詐欺かどうか心配です…

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月2日 5時30分

「お金を受け取れます」と年金事務所を名乗る人から電話がきました。詐欺かどうか心配です…

年金事務所を名乗る人物から「お金を受け取れます」という電話がきた場合は「詐欺」を疑う必要があります。   そのような不審電話の事例は日本年金機構のホームページでも紹介されていて、詐欺である旨の注意喚起が行われています。   そこで、本記事では実際にあった不審電話の事例と、実際に年金事務所を名乗る人から電話がきた場合の対応策を紹介します。

実際にあった不審電話の事例


 
詐欺に遭わないためには、詐欺を行う者の目的や実際にあった事例を知っておく必要があります。
 

・年金事務所をかたる詐欺師の目的とは

年金事務所を名乗って詐欺を行う者の主な目的は、「個人情報の聞き取り」と「お金の詐取」です。個人情報を聞き取る場合は還付金などを持ち出して、家族構成や預金口座番号などを聞き出します。
 
お金を詐取する場合は手続きの不備などを理由に、ATMから現金を振り込ませるのが主な手口です。そのため、以下に紹介する事例のような電話がきたときは、絶対に自分や家族の個人情報を答えたり、現金を振り込んだりしてはいけません。
 

・「払いすぎた保険料を還付するから個人情報を教えてください」

払いすぎた保険料の還付をかたって、家族構成、年金受給額、預金口座番号などを聞き出そうとした事例です。「答えない場合は年金の支給が停止されます」とも言っています。
 

・「年金の手続きに手数料が必要なので振り込んでください」

「年金の手続きに不備が見つかったので手続きが必要」と言って、手数料を詐取しようとした事例です。また、個人情報の聞き取りの場合と同じく還付金をかたって、その手続きのためにATMに向かわせようとした事例も報告されています。
 

不審電話がきたときの対応策

年金事務所を名乗る人から電話がくれば、信用してしまっても不思議ではありません。ただ、以下の知識を得ておくことで、詐欺であることを瞬時に見抜くことが可能です。
 

・詐欺を見抜くための基礎知識

まず、年金事務所から電話がくるケースはまれなため、その時点で詐欺であることを疑います。もちろん、本物の年金事務所の職員が電話で個人情報を聞き出すことはなく、各種手続きに手数料が発生することもありません。
 
また、「質問に答えないと年金が停止される」と言ったり、手続きのためにATMに向かわせたりするのは詐欺の手口です。
 

・本物の年金事務所から電話がきた場合の対応策

何らかの理由で、本物の年金事務所から電話がくることはあります。この場合、本物かどうかを通話で確認するのは困難です。
 
そのため、年金事務所を名乗る人から電話がきた場合は即答せずに、相手の所属先と名前や電話番号を聞いてからいったん電話を切ります。その上で、住所地を管轄する年金事務所に問い合わせてください。
 

年金事務所から電話がきた場合は詐欺を疑おう

年金事務所から電話がくるのはまれなケースのため、まずは詐欺であることを疑いましょう。また、本物の年金事務所の職員から電話がきても、個人情報を聞き出されることはありません。
 
いずれにしても、年金事務所を名乗る人から電話がきた際には、その理由が何であれ、いったん電話を切った上で、住所地の年金事務所に問い合わせることが大切です。
 
また、いざというときの証拠になりますので、電話機に通話音声の録音や着信番号通知等の機能を備えたり、相手方の名前や所属部署、電話番号をメモしたりするなども習慣づけておくとよいでしょう。
 

出典

日本年金機構 日本年金機構の職員や委託事業者などと称して、現金を詐取する「不審な電話や訪問」にご注意ください
日本年金機構 なりすまし詐欺ではないか、心配なのですが。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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