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「作り置き」が節約にならないケースもあるって本当?その理由は?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月2日 2時50分

「作り置き」が節約にならないケースもあるって本当?その理由は?

外食と比べて自炊は同じ食材を複数の料理に使い回せるなどのメリットがあり、食費の節約にもつながります。日々の食卓を豊かにし、調理時間を短縮するためには、常備菜の作り置きをしておくことがポイントです。   しかし、常備菜の作り置きが必ずしも節約になるとは限りません。   そこで、今回は常備菜の作り置きが節約になるのか、節約にならないのはどのような場合なのかを検証します。

単身世帯の食費の平均額や男女別・年代別の傾向

総務省統計局の「家計調査家計収支編単身世帯2021年」によれば、単身世帯の1ヶ月当たりの食費の平均は3万8410円です。男女別に見ると、男性が4万2332円、女性が3万4981円で、男性のほうが高くなっています。年代別で見ると、男性は35~59歳が最も高く4万6817円、女性は60歳以上が最も高く3万6471円でした。
 
外食の平均額は7324円で、男性は1万984円、女性は4124円と男性のほうが圧倒的に高い傾向です。年代別ではすべての年代で男性のほうが女性を上回っており、中でも男性は34歳未満が最も多く1万7012円、女性も同じく34歳未満が最も高く9026円という結果でした。
 
このことから、男女共に若い世代ほど食費に占める外食の割合が高いことが見て取れます。食費を節約する有効な手段の一つは自炊することです。自炊すれば外食を減らすことができるだけでなく、栄養バランスが取れた食事ができるメリットもあります。
 

常備菜を作り置きするメリット

無理なく自炊するためには、「常備菜」を作り置きすることがおすすめです。単身世帯では食材を購入しても使いきれず、余らせてしまいがちですが、常備菜を作り置きすると素材の使い回しができるので、節約になります。食品ロスを減らすだけでなく、環境負荷も減らせることが魅力です。
 
食事の度に複数のおかずを作るのは大変ですが、常備菜があればおかずの品数が増えるので、栄養バランスも取りやすくなるでしょう。時間のあるときに作り置きをしておくことで、忙しい日にも気持ちの上で余裕が持てます。
 

作り置きにメリットがない場合も

作り置きにはたくさんのメリットがありますが、必ずしもメリットにならない場合があります。
 
例えば、仕事が忙しく帰宅時間が遅くなるため、作り置きをする時間的・精神的な余裕が持てない人もいるでしょう。あまりに仕事が忙しすぎると、食事よりも睡眠を取りたいという人もいるかもしれません。本来は、きちんと食事を取ることが健康を維持する上では大切ですが、食事と並んで睡眠時間を確保することも大切です。
 
また、料理に慣れていない人や料理に苦手意識がある人は、キッチンに立つこと自体をおっくうに感じてしまう可能性があります。頑張って作り置きをしておいたとしても、食べたいと思うものは日によって違うので、その日は別の物を食べたいと思う場合もあるでしょう。作り置きしても食べなければ、結局食材を無駄にしてしまいます。
 

作り置きは自炊を楽にする味方ではあるものの人によっては当てはまらない場合もある


 
外食の代わりに自炊することは食費の節約につながる一つの方法です。時間のあるときに常備菜を作っておくことで、日々の調理にかける時間を短縮できることや栄養バランスが取りやすくなるなどのメリットがあります。
 
一方、仕事が忙しすぎて調理の時間も取れない、作り置きしておいたものとは別のものを食べたいと思うことが多い人などは、作り置きが必ずしもメリットになるとは限りません。逆に食費が高くなってしまう可能性があります。
 
日々健康に過ごせることが最も大切なので、自分のライフスタイルに合わせた無理のない節約を心がけましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2021年 2 男女,年齢階級別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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