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憧れの仕事は「手取り16万」!東京の一人暮らしはやっていけますか?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月2日 3時10分

憧れの仕事は「手取り16万」!東京の一人暮らしはやっていけますか?

念願かなって憧れの仕事に就くことができればうれしいものです。特に東京という都会での新たな生活に希望が満ちて楽しみな気持ちになるでしょう。   しかし、もしも手取りが16万円だとしたら、一人暮らしができるのか不安になるかもしれません。   今回は、東京で一人暮らしをするにはどれくらいの費用が必要なのか、少しでも生活費を節約するためにはどうすれば良いかも紹介します。

一人暮らしの消費支出の平均額

総務省統計局の「家計調査 家計収支編 単身世帯(2021年)」によれば、大都市で一人暮らしをする場合の消費支出の平均額は15万9743円です。地域によって消費支出の平均額は異なっており、中でも関東地方の平均額は全国で最も高く16万5693円です。
 
なお、この平均額において住居費は2万7382円で計算されていますので、持ち家の人やシェアハウスに住む人も含まれていることになります。実際に東京でアパートやマンション、家を借りるとなれば住居費はもっとかかってくるので、消費支出もこの金額より多くなるでしょう。
 
住宅を借りる場合の審査に通過するためには、家賃が月収の3分の1、年収の36分の1以内に収まっていることが条件の一つとされています。手取りが16万円ということであれば、家賃は5万3000円くらいまでの物件が限度になるでしょう。
 
また、この金額には貯蓄はまったく含まれておらず、純粋な消費支出のみの金額です。手取りが16万円だと貯蓄がまったくできない状況ですので、何かが起こった場合を考えると不安になります。手取り16万円で東京に一人暮らしをするのは、かなり厳しい状況と言わざるを得ません。
 

手取り16万円で一人暮らしをするコツ

憧れの仕事に就くことは、たとえ収入がそれほど多くなくてもモチベーションが上がりますし、精神的な満足感は得られるでしょう。
 
ただし、長い目で見て心身の健康を保つためには、少しでも生活にゆとりを持たせることが大切です。そのためには、毎月かかる固定費を少しでも節約できるよう心がけましょう。
 
固定費の中でも最も大きな割合を占めるのが住居費です。東京都内は他の地域と比べて住居費が高い傾向ですが、同じ都内でも地域によって家賃相場は違います。23区内であれば葛飾区、板橋区、練馬区は家賃相場が安いです。東大和市、日野市、八王子市など市部であれば都心に比べてワンルームの相場で3万円以上安く借りられます。
 
また、食費も家計の中での支出割合が大きい費目です。外食をなるべくしないように、割安な食材を使って効率的に自炊すれば食費は節約できます。携帯電話は格安SIMへの乗り換え、契約プランの見直し等で数千円が節約できるでしょう。浮いたお金を貯蓄に回すことで、精神的にゆとりある生活が送れます。
 
ただし、節約のしすぎは健康を害するおそれがあるので、無理のしすぎは良くありません。可能な範囲で副業も検討してみましょう。
 

16万円の手取りでも工夫次第で東京での一人暮らしは可能

東京で一人暮らしをする人の1ヶ月当たりの支出額は16万5000円ほどなので、16万円の手取りだけだと貯蓄はまったくできず、かなりギリギリの生活になります。家賃の安い物件を借りる、なるべく無駄を減らす生活によって、ゆとりを生み出しましょう。
 
ただし、節約にも限度がありますので、副業など収入を増やすことを検討してみると良いかもしれません。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2021年 3 都市階級・地方別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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