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ジェネリックは「家電」にも? 今どきの節約の切り札「ジェネリック家電」について紹介!

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月6日 6時10分

ジェネリックは「家電」にも? 今どきの節約の切り札「ジェネリック家電」について紹介!

「ジェネリック家電」という言葉をご存じですか? ジェネリックとは直訳すれば「品物が商標登録されていない」という意味です。医薬品によく使われるジェネリックが近年、家電業界にも広がりをみせています。   本記事では、大手メーカーと遜色ない品質で、しかもリーズナブルな価格で手に入るといわれている「ジェネリック家電」について、本当に節約になるのかという視点から解説します。

ジェネリック家電とは

ジェネリック家電とは、大手メーカーが所有する一世代前の技術を安く買い取り、加工した家電です。大手メーカーの技術を使用しているので品質は問題ないとされています。
 
「山善」「ドウシシャ」「ツインバード」「ドン・キホーテ」がジェネリック家電四天王と呼ばれています。
 

ジェネリック家電のメリット

ジェネリック家電のメリットとして、次の3点が挙げられます。
 
・コストパフォーマンスがいい
過大な広告費、不要な機能をなくすことでリーズナブルな価格を実現しています。
 
・顧客ニーズに対応したデザイン設計
大手メーカーにはない、細やかなデザインやオリジナルの機能も魅力です。
 
・世界トップレベルの分野がある
製品によっては、大手メーカーに引けを取らない機能を開発した企業もあります。
 

ジェネリック家電のデメリット

ジェネリック家電のデメリットは、次の3点が挙げられます。
 
・オプション機能が少ない
コストを抑えるため必要最低限の機能しかついていない家電もあり、大手メーカーと比較すると機能性が劣る場合があります。
 
・保証が短い
アフターケアが手薄く保証期間が短いケースがあるため、保証書の確認が必要です。
 
・品質が粗悪な製品もある
形式や部品が同一でも、内部の構造が簡素化されたジェネリック家電も存在します。
外見が全く同じでも実は別メーカーであるケースも散見されているため、実際に手にとって確認することをおすすめします。簡略化した作りの場合、持ったとき軽く感じることもあるので注意が必要です。
 

主なジェネリック家電メーカーの一覧

ここでは、「ジェネリック家電四天王」と呼ばれる、4社の財務状況と特徴を一覧表にまとめました。
 
ジェネリック家電大賞受賞製品を例にとり、同様の商品で大手メーカーとの価格の違いを比較すると図表1のようになります。
 
図表1

メーカー 2022年度売上  (億円)(小数点以下切り捨て) 2022年度 営業利益 (億円) (小数点以下切り捨て) ジェネリック家電製品大賞受賞製品(受賞年) ネット通販 サイト   最安値例 大手メーカー 価格例 (パナソニック製)
山善 5,018 171 マイコン式   電気圧力鍋   (2019年) 6,980円 16,000円
ドウシシャ 1,010 71 ハイブリッド式 加湿器     (2018年) 7,970円 17,380円
ツインバード 工業 128 7 受賞歴なし
ドン・ キホーテ 6,904 260 情熱価格PLUS 4Kテレビシリーズ (2018年) 38,280円(43型) 93,100円
(43型)

(価格は作成時点のものを掲載)
 
一覧表に記載の通り、ジェネリック家電を購入すれば家電費用の節約が期待できそうです。ジェネリック家電メーカーは、図表1で紹介した以外にも数多くあります。
家電の買い替え時には、ジェネリック家電も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
 

まとめ

本記事では、ジェネリック家電の特徴と大手メーカー製品との価格の比較を紹介しました。ジェネリック家電メーカーは、品質を維持しつつコストパフォーマンスを追求したオンリーワンの家電の製造を目指しています。
私たちが粗悪家電をつかんでしまわないためにも、常にジェネリック家電メーカー製品に興味をもって情報収集をする必要があるといえそうです。
 

出典

一般社団法人 ジェネリック家電推進委員会
 
執筆者:羽田直樹
二級ファイナンシャルプランニング技能士

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