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【御用改めである!】新選組副長「土方歳三」の愛刀、和泉守兼定の値段はいくら?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月8日 2時40分

【御用改めである!】新選組副長「土方歳三」の愛刀、和泉守兼定の値段はいくら?

新選組は映画や小説、ドラマなど多くの作品に登場する幕末の剣客集団です。中でも“鬼の副長”と恐れられた「土方歳三」は、人気剣士の一人です。そんな土方歳三が使用していた愛刀「和泉守兼定」の値段はいくらくらいなのでしょうか。今回の記事では土方歳三が使用していた「和泉守兼定」の金額、展示場所などについて紹介します。

土方歳三とは

そもそも土方歳三とはどのような人なのか今ひとつ分からないという人もいるでしょう。土方歳三は、江戸末期に活動した治安維持部隊のような剣客集団「新選組」の「副長」を務めた人物です。
 
局長の近藤勇とは「江戸試衛館」で出会い、長く行動を共にするようになります。小説やドラマのイメージから、「鬼の副長」と呼ばれるような厳しい印象が強い土方歳三ですが、普段は温厚な人柄で、容姿端麗なこともあり京都の女性から人気を集めていたという一面もあります。
 

土方歳三の愛刀「和泉守兼定」とは

・刀として有名なのは2代目「之定」

実際に土方歳三が使用していたのは別の和泉守兼定ですが、刀として有名なのは通称「之定(のさだ)」と呼ばれる2代目のもの。室町時代後期に活動した刀匠で、孫六兼元と人気を二分しました。
 
2代目和泉守兼定は江戸時代になると「千両兼定」とも呼ばれ、その切れ味の良さから最上大業物にもランク付けられました。所持していた有名な武将には明智光秀や柴田勝家など、そうそうたる武将が名を連ねています。土方歳三がこの「之定」を所持していたイメージを持たれるようになったきっかけは作家司馬遼太郎の歴史小説『燃えよ剣』で、実際は「11代目兼定」を所持していました。
 

・土方歳三の「和泉守兼定」

和泉守兼定の中で有名なのは2代目「之定」であると前述しましたが、土方歳三の所持していたものは残念ながら「之定」ではなく11代目にあたる古川清右衛門が幕末に制作したものです。会津兼定と呼ばれる、会津の刀工の作の刀になります。初代の会津兼定は2代目和泉守兼定の子孫ともいわれており、古川は文久3年には朝廷より和泉守を拝領し、和泉守兼定となりました。
 
土方歳三はこの和泉守兼定をどのように手に入れたかというと、京都守護職であった会津藩主「松平容保(かたもり)」から下賜されたという経緯があります。下賜された和泉守兼定は、「戊辰戦争(鳥羽伏見の戦い~箱館戦争)」でも使用していたといわれています。
 

土方歳三が使った和泉守兼定の価値は?

・和泉守兼定の価値

和泉守兼定は日本が誇る名刀の一つです。土方歳三が使用していた11代目兼定の作である「和泉守兼定」は600万円ほどの価値があるといわれています。ちなみに、名刀と名高い2代目和泉守兼定になると価値は倍以上となり、1650万円になるといわれています。
 

・土方歳三の和泉守兼定の展示場所

土方歳三が使用していた和泉守兼定は土方の出身地、東京都日野市の市指定有形文化財として「土方歳三資料館」において命日の5月11日前後に例年期間限定で公開されているほか、土方が詠んだ句集や石田散薬に関する資料なども閲覧できます。
 

土方歳三の和泉守兼定は600万円の価値


 
以上、土方歳三が使用していた和泉守兼定の価値について紹介しました。想像していたよりも高額だったと感じる人や、意外と価値が低いと感じた人の両方がいるでしょう。
 
小説のイメージから2代目和泉守兼定を所持していると思っている人も多く、2代目和泉守兼定の価値は土方歳三の所持していた刀の倍以上になります。比べてしまうと価値は劣るものの、歴史のターニングポイントに立ち会った貴重な刀であることには違いありません。実際に目にすることもできるので、興味のある人は資料館を訪れてみましょう。
 

出典

土方歳三資料館 展示

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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