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年収320万、新宿勤務です。住居は23区と23区外のどちらがよいでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月9日 2時30分

年収320万、新宿勤務です。住居は23区と23区外のどちらがよいでしょうか?

生活にかかる支出のうち、居住費の占める割合は一般的に最も大きい項目です。特に地価の高い東京は、居住費が生活費の大部分を占めるケースも少なくありません。そのため、東京近郊で賃貸物件を選ぶ際は、生活費を圧迫させないため、収入を基準に適正な家賃を割り出して住む場所を探したいところです。 そこで今回は、「年収320万円で新宿に勤務先がある」場合を例に、適正な家賃を導き出し、居住地としてふさわしい場所はどこなのか検証します。

適正な居住費は収入の何%?

一昔前までは、「居住費は収入の3分の1程度に抑えるのが理想」だといわれていました。その基準に当てはめれば、月収が30万円の場合は、9万9000円が理想的な居住費の目安になるということです。ただ、日本経済が停滞し、国の平均年収が上がっていかない現状を鑑みると、収入の3分の1を適正な居住費として割り出してしまうことは、「現実にかなっていない」という意見もあります。
 
実際、一定の年収があっても、非正規雇用の拡大や終身雇用制度の崩壊によって、以前ほど雇用が安定していない状況が続いています。そのため、雇用の不安定化が叫ばれて以降は、「収入の20%~25%が適正な居住費として望ましい」という考え方が一般的です。
 

年収320万円の適正家賃はいくら?

年収320万円の場合は、まず手取り収入がいくらになるのか計算した上で、適正な家賃を割り出す必要があります。収入を基準に見た適正家賃は、額面通りの年収ではなく、手取り収入から求めなければ生活の実態に即した金額が割り出せません。ですから、まず年収から社会保障費や税金を差し引き、手取り収入がいくらになるのかしっかり計算しましょう。
 
家族構成などにもよりますが、年収320万円の場合、手取り収入は250~270万円程度になります。仮に手取り収入が260万円だったとして、適正な居住費を割り出してみましょう。
 
手取り収入が260万円ということは、月々の収入は約21万6000円となります。理想的な居住費の割合が収入の20~25%だとすると、月収が21万6000円の場合は4万3200円~5万4000円程度が適正な居住費の目安ということになります。
 

家賃相場から読み取る! 年収320万円の人は23区内外どちらが理想?

大手物件情報サイト「SUUMO」によれば、東京23区内のワンルーム賃貸物件で、最も家賃相場が安いのは葛飾区の5.6万円です。一方、最も高いのが港区の10.3万円で、いずれにしても年収320万円の人が住む場合、適正な居住費の目安を越えてしまいます。
 
一方、東京23区外に目を向けると、同じワンルーム賃貸物件の家賃相場で、八王子市が3.6万円、青梅市が3.0万円など、3万円台や4万円台の家賃相場が目立ちます。
 
もちろん、部屋の間取りなどの条件次第では23区外でも家賃相場は高くなりますが、適正家賃を基準に住む場所を探す場合、年収320万円の人は23区内より23区外のほうが物件を見つけやすいことは確かなようです。
 

生活に何を求めるかが大事! 自分に合った居住地を探そう


 
収入との割合で求められる適正家賃は、生活費に占める居住費の割合を抑えることで、最低限の余裕を持った生活を送れる基準として導き出される金額です。
 
ですから、余裕のある生活より、勤務地への通いやすさや、都心へのアクセスのしやすさなどを重視するなら、家賃は高くてもあえて23区内に住むという選択も決して間違いではありません。生活の中で何を重視するのか、まずはそれを基準に、自分にとってどこに住むのが良いのかじっくりと考えてみましょう。
 

出典

SUUMO関東版 東京都の家賃相場情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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