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高卒で就職してお金をためてから「大学進学」するメリット・デメリットは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月9日 4時0分

高卒で就職してお金をためてから「大学進学」するメリット・デメリットは?

大学生活にはかなりの出費が見込まれます。受験料から始まり、合格すれば入学金、授業料、その他の諸経費を含めると相当な金額になるでしょう。一般的には、親に出してもらうか、奨学金を利用するかのどちらかが多いようです。   一方で、さまざまな事情から、いったん就職して自分で学費を準備してから進学する学生もいます。この記事では、そのような進学スタイルのメリットとデメリットについて考えていきます。

就職してから改めて進学するメリット

いったん、社会に出た後で学校に戻ることには多くのメリットがあります。主なものを紹介しましょう。
 

・社会人としての一般常識が身につき、目的意識も明確になる

日本では、高等学校を卒業してそのまま大学に進学することが一般的です。「現役合格」を売り文句に展開する予備校が人気であるように、ストレートに進学することは学生の優秀さを示す一つの指標ともなっています。
 
しかしながら、海外の大学では高等学校卒業後にいったん就職して社会人経験を積んだ後で、大学に入学して学ぶことは珍しくありません。社会経験を積んで世の中の仕組みをある程度理解することで、本当に自分に必要な学びが何なのか明確になります。この状態まで自分を高めてから進学すれば、高いモチベーションを保ったまま学業に励めるのです。
 

・大学の多様化に貢献しつつ、自らも多様な意見に触れることができる

いったん就職した後で進学すると、入学時の年齢が20歳を超える場合も多くなるでしょう。そのような入学者が増加すれば、これまでと異なる年齢層の学生が増えることになります。海外ではまさにこの状態になっていて、ひとことで「大学生」といっても、さまざまな年齢層で構成されているのです。
 
このような状況は、ディスカッションなどの際に、それぞれの仕事での経験を背景とした多様な意見を共有することができるため、教育効果が高いというメリットがあります。
 
そこで、文部科学省の「大学教育のあり方に関する第四次報告」においても「多様な年齢層の者が学ぶ大学教育の推進」として、大学が社会人や高齢者を含む多様な人たちを受け入れることには、大学教育の現代化に寄与するなどの意義があると指摘しているのです。このように、就職を経て進学することは公的にも推奨されており、学生自身にも大学教育全体にもメリットがあります。
 

就職してから改めて進学するデメリット

多くのメリットがある一方で、気をつけなければならないデメリットもあります。いくつか確認しておきましょう。
 

・仕事と受験勉強の両立の難しさ

社会人として働きながら、特に新入社員の時期であれば覚えることも多く、日々の業務で多忙をきわめることでしょう。そうなると、大学進学のための準備に費やす時間が十分に取れなくなる可能性があります。
 
高等学校在学中であれば、1日のほとんどの時間を受験勉強に投入できるでしょう。しかしながら、仕事と受験勉強を両立することは、並大抵の努力では続かないため、相当な覚悟と体力が要求されます。
 

・途中で諦めてしまう可能性がある

仕事と勉強の両立の難しさから、大学進学を諦めてしまう可能性があります。これを避けるには、就職する期間をあらかじめ決めておくとよいでしょう。例えば、3年間は仕事に集中して、4年目は受験勉強と両立させて受験にトライするなどです。定期的に模擬試験などを受験してモチベーションを維持することも重要です。
 

受験準備ができる就職先を探そう


 
自分で学費を用意することには、紹介したようなメリットとデメリットがあります。就職先を考える際には、受験勉強を許容する環境が得られるかどうかについて十分に確認しておきましょう。
 
もし、そのような環境が整っている就職先が見つからない場合は、日本学生支援機構などが提供する奨学金制度を活用して、卒業後に返済していく方法も選択肢に入れるとよいかもしれません。
 

出典

文部科学省 中央教育審議会 大学分科会「中長期的な大学教育の在り方に関する第四次報告(案)第3 多様な年齢層の者が学ぶ大学教育の推進(2010年2月から6月までの審議経過概要)」(2010年6月29日)

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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