「オンラインウエディング」って知ってる? やり方によっては費用の節約にも! 一般的な結婚式費用もチェック
ファイナンシャルフィールド / 2022年11月14日 10時20分
「遠方にいる年配の親戚の遠出がむずかしい」「感染症対策のため自宅から気軽に参加してもらいたい」などのさまざまな理由から、オンラインウエディングという手段が注目されています。 世間の認知度や利用意向はどのようになっているのでしょうか。株式会社エイトノットが発表した調査結果を見てみましょう。
オンラインウエディングの認知度は? 費用が抑えられるって本当?
この調査は、3年以内に結婚した、もしくは将来的に結婚したいと考えている20~49歳の女性を対象に行われたもの。(有効回答数:501)
まずはオンラインウエディングの認知度から見てみましょう。
●知っていて、具体的に説明できる 25.1%
●なんとなく知っているが、説明はできない 31.9%
●知らない 39.2%
●わからない 3.8%
知っている人がおよそ60%という結果に。認知度は半数を超えるものの、「オンラインウエディングについて聞いたことがない」という人もそこそこいるようですね。
オンラインウエディングといっても、形態はさまざま。実際の披露宴の様子を生配信で見られたり、Web会議用のツールを使って参列者同士も顔出しで交流したり、新郎新婦2人だけの自宅ウエディングを配信したり。サービスによってはゲストの家に祝い膳を届ける仕組みもあるなど、選択肢も増えています。
実際にこのようなオンラインウエディングを取り入れたいと思っている人はどれくらいいるのでしょうか。
●取り入れてみたい(取り入れた、取り入れてみたかった) 38.8%
●取り入れてみたくない 42.4%
わずかな差ではありますが、「取り入れてみたくない」という人のほうが多いという結果に。認知度もまだそこまで高いというわけでもなさそうで、なんとなく敬遠してしまう人が多いのかもしれません。
前向きな人の理由(複数回答)としては、「たくさんの人に見てもらいたいから」(46.4%)が1位でした。感染状況によって、結婚式直前で中止にせざるを得なかった人も少なくないご時世。そういった背景を考えると、オンラインウエディングは便利で合理的な手段なのかもしれません。
いっぽうで、取り入れたくない人の理由(複数回答)としては、「リアルで参列してほしいから」(32.5%)が1位に。せっかく結婚式を挙げるのだから、やっぱり現地に招待したい……と考える人が多いようですね。
また、「利用に際しての費用が高そうだから」という推察も6.6%ありました。しかし、前向きな方の理由のなかには「(結婚式全体の)費用が抑えられるから」が9.4%ありました。いろいろ検討したうえで「安く抑えられる!」という結論に至った人がいるということですから、式の種類や規模によってはオンラインウエディングで節約ができると言えそうです。
「結婚式は挙げたいけれど、できる限り予算は抑えたい!」という人にとって、オンラインウエディングは一考の余地アリですね。
100万~200万円未満が一般的? 結婚式費用の平均は
株式会社APOLLO11が結婚式を挙げた女性を対象に行った調査の結果から、近年の結婚式費用について見てみましょう。(回答数:500名)
1位:100万円~200万円未満 25.8%
2位:200万円~300万円未満 23.0%
3位:50万~100万円未満 18.4%
4位:300万円~400万円未満 16.4%
5位:10万円~50万円未満 7.2%
6位:400万円~500万円未満 5.2%
7位:10万円未満 1.4%
100万円~300万円未満が、ほぼ半数という結果に。だいたいこのくらいを相場として考えておくのがいいのかもしれません。
結婚式のうちもっとも費用がかかる項目は以下のとおり。
1位:料理 42.4%
2位:衣装 27.8%
3位:挙式 23.6%
2位以下に大差をつけていることからも、結婚式でもっともお金がかかるのは料理ということに。節約するのであれば、まず料理の見直し、そして衣装や挙式そのもの……という順でチェックするのがよさそうです。
とはいえ、人生で幾度とない大切なハレの日。ゲストに残念な思いをさせないためにも、節約しすぎるのは胸が痛むもの。結婚式費用が予算内に収まった人は69.2%、収まらなかった人は30.8%でした。やはり、どうにも妥協しきれず予算をオーバーしてしまったという人が少なくないことがわかりますね。
ちなみに、結婚式費用を「自分たちだけで負担した」という人は38.2%。「多少は親から援助してもらった」という人は41.0%でした。ご祝儀でまかなったり、親に全額だしてもらったりという人は、それぞれ10%前後。ちょっとは親に援助してもらえるかもしれないけれど、基本的に自力で工面するケースが多いようですね。
繰り返しになりますが、結婚式は夫婦やゲストにとってかけがえのない思い出になるもの。「ここだけは譲れない」というポイントにはしっかり予算を割き、節約できる項目はきっちり抑えたメリハリのある予算計画をたてたいものですね。
出典
株式会社エイトノットオンラインウエディングに関する意識調査第1弾
株式会社APOLLO11結婚式費用に関するアンケート調査(ドリームニュース)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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