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年金手帳がたくさんある!考えられる理由と対処法とは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月17日 2時0分

年金手帳がたくさんある!考えられる理由と対処法とは?

年金手帳とは、公的年金制度に加入している人に交付される書類です。身分証明書としても使用できる手帳であるため、加入者1名につき1冊しか発行されませんが、2冊以上持っている人もいます。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。   本記事では、その考えられる理由と複数冊持っている人が行うべきことについて解説します。

年金手帳が2冊以上ある理由

本来1冊しか発行されない年金手帳を2冊以上持っている人がいますが、これは何も特別な理由に基づいているとは限りません。なぜなら、年金手帳を紛失したため再発行してもらったが、後日、古い年金手帳が見つかったという場合があるからです。また、就職や結婚を機に加入する年金制度が変わり、新しい年金手帳が交付される場合もあります。
 
これに対し、何らかの事情により加入者が同一人物として認識されず、複数の年金手帳が交付されるといった特殊なケースも存在します。また、かつては国民年金、厚生年金、共済年金が一本化して管理されておらず、年金制度ごとに年金手帳が発行されることがありました。
 

年金手帳を2冊以上持っている場合の対処法

年金手帳を再発行してもらったため複数冊持つような場合は特に問題ありませんが、その他の場合には同一の加入者に関し記入漏れが発生している可能性があります。記入漏れがある場合には加入歴が正しく算定できず、年金を満額もらえなくなるおそれがあるため注意が必要です。以下の手順に従い、チェックしてください。

1. すべての年金手帳に記載されている番号を確認してください。表紙が青色の年金手帳には「基礎年金番号」が、それ以外の色の年金手帳には「記号番号」が記載されていますが、それらが同じであるときは加入者が正しく識別されているため問題ありません。
 
2. 複数冊ある年金手帳の表紙がすべて青色で、記載された「基礎年金番号」が異なっているときは、同一の年金加入者に対し異なる「基礎年金番号」が割り当てられています。勤務先の社会保険担当部署か、近くの年金事務所にすべての年金手帳を提出し、必要な手続きを行ってください。
 
3. 表紙が青色とその他の色の年金手帳を持っていて、それらに記載された「基礎年金番号」と「記号番号」が異なっているときは、年金記入漏れが発生しているおそれがあります。勤務先の社会保険担当部署か、近くの年金事務所にすべての年金手帳を提出し、必要な手続きを行ってください。
 
4. 表紙が青色以外の年金手帳を複数冊持っていて、それらに記載された「記号番号」が異なるときも、勤務先の社会保険担当部署か、近くの年金事務所にすべての年金手帳を提出し、必要な手続きを行ってください。

 

年金手帳を一本化し、記入漏れをなくす


 
年金手帳には加入者を識別する番号が記載されていますが、複数の年金手帳でその番号が異なっているときは注意が必要です。なぜなら、そのような場合には加入者が同一人物として識別されておらず、将来、年金の受給額が本来より少なくなってしまうおそれがあるためです。年金手帳を複数持っている人は番号が異なっていないか確かめてください。
 
なお、2022年4月以降、年金手帳は交付されず、代わりに基礎年金番号通知書が発行されています。表紙が青色以外の年金手帳を持っている人は、それに記載された記号番号と基礎年金番号が同じかどうかチェックし、同じでないときは勤務先の社会保険担当部署か、近くの年金事務所に問い合わせてください。
 

出典

日本年金機構 Q.年金手帳が複数冊あります。どうすればいいですか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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