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テレワークで肩こり、腰痛がひどい…整体で保険が「適用される場合」と「されない場合」って?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月21日 11時0分

テレワークで肩こり、腰痛がひどい…整体で保険が「適用される場合」と「されない場合」って?

テレワークで肩こりや腰痛がひどく、整体を受診したいと考えている方は多いのではないでしょうか。現在、接骨院や整骨院での施術の一部には健康保険が適用されます。しかし、整体の種類や施術を受ける際の症状によっては健康保険が適用されないケースもあるのです。   今回は、整体で保険が適用される場合とされない場合についてそれぞれ解説します。

整体で保険が適用されるケース

はじめに、「整体」について簡潔に説明します。実は整体にははっきりとした定義がありません。一般的にカイロプラクティックやマッサージなどの民間療法と、「柔道整復師」などの国家資格所有者が開業している2つのケースがあります。整体で保険が適用されるのは、後者の国家資格の柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師が働く医院で施術を受けたケースです。
 
また、症状によっても保険適用となるかが異なるため注意しましょう。柔道整復師が働く医院で施術を受けた場合、一般的に肉離れ、打撲、捻挫などが保険適用となります。骨折や脱臼に関しては医師の同意が必要となるため、担当医に相談してみましょう。
 
針・きゅうの施術を受ける場合、主に神経痛、リウマチ、頸腕(けいわん)症候群、五十肩、腰痛症および頸椎(けいつい)捻挫後遺症などの慢性的な痛みを症状とする疾患の治療が保険適用となります。マッサージの施術を受ける場合は、筋まひや関節拘縮などであって、医療上マッサージを必要とする症例については保険適用です。
 

整体で保険が適用されないケース

上記で解説した保険が適用される症状に該当していても、場合によっては保険適用とならないケースがあるため注意しましょう。例えば、けがのリハビリ、慢性的な肩こりや腰痛、スポーツによる肉体疲労を和らげるためのマッサージは保険適用外です。
 
今回のケースである「テレワークによる慢性的な肩こりや腰痛」は保険適用外となる可能性が高いでしょう。現在、継続して医師の治療を受けており、同時進行で整体の施術を受けたい場合も保険適用外となります。
 

整体で保険を適用する方法

柔道整復師の施術を受けた場合の施術料は、療養費の対象となります。療養費とは、患者が費用を全額支払った後に保険者へ請求を行い、後日支給を受ける形となります。
 
一般的な病院受診時には、窓口で保険証を提出すれば、会計時にかかった医療費の自己負担分のみを支払う「現物給付」を原則としています。この点が一般的な病院受診時との大きな違いです。
 
しかし、柔道整復師の施術を受けた場合は、「療養費支給申請書」を提出すれば保険適用となります。一般的な病院受診時と同様、会計時に1~3割負担となるため安心してください。療養費支給申請書は毎月提出しなければならず、必ず直筆で署名かつ押印をする必要があります。
 

整体でも保険適用となるケースがある


 
接骨院や整骨院などで施術を受けた場合、症状によっては保険適用となるケースがあります。例えば、柔道整復師が働く医院で施術を受けた場合、肉離れ、打撲、捻挫などの症状に対する施術が保険適用です。原則として慢性的な不調に対する施術は保険適用外となるため、テレワークによる肩こりや腰痛で整体を受けた場合の施術費は全額自己負担となります。
 

出典

厚生労働省 柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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