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憧れの「FIRE」の実現するため、投資について何を知っておけば可能になる?

ファイナンシャルフィールド / 2022年11月29日 11時30分

憧れの「FIRE」の実現するため、投資について何を知っておけば可能になる?

近年、「FIRE」という言葉を耳にする機会が増え、「働かなくても生活できるなら実現したい」と考えている人もいるでしょう。   しかし、FIREを実現するには何歳の時点でいくら必要で、どのくらいの投資知識があれば可能であるか、疑問をもつ人もいます。   本記事では、FIREのために必要な資産や投資の知識について解説します。ぜひ参考にして、憧れのFIREで生活していくための計画を立ててください。

FIREとは?

「FIRE」とは一般的に、「経済的自由を得て、生活のための仕事から解放されること」を指します。投資によって生活のための収入(不労所得)を得ることで、実現可能となります。
 
早期リタイアとFIREは違います。これまで一部のお金持ちのみが行っていた早期リタイアでは、多額の資産を切り崩すことで生活していました。一方FIREは、資産を目減りさせることなく、投資の運用益によって生活費をまかないます。
 

FIREのために必要な資産は?

憧れのFIREで生活するために必要な資産は、年間支出の25倍といわれています。具体的にいくら必要になるか、みていきましょう。
 
以下、月に必要な生活費×12ヶ月=年間支出×25倍=FIREに必要な資産を計算しました。

・月10万円×12ヶ月=年120万円×25倍=3000万円
・月15万円×12ヶ月=年180万円×25倍=4500万円
・月20万円×12ヶ月=年240万円×25倍=6000万円
・月25万円×12ヶ月=年300万円×25倍=7500万円
・月30万円×12ヶ月=年360万円×25倍=9000万円

FIREを目指す場合は、月の生活費から年間支出を割り出し、その25倍を目安に資産形成しましょう。
 

FIREを実現するために知っておくこと

FIREで生活するためには十分な資産があるのみならず、必要最低限の投資知識がなくてはなりません。どのくらいの知識があればFIREを達成できるのか、基本的な知識について4つ紹介します。
 
ある程度の投資の知識がないと利益が生まれず、FIREは実現できません。投資のルールや資産形成の方法を知ることで、憧れのFIREによる生活が可能でしょう。
 

運用益4%ルールを知っておく

FIREのためには、運用益4%ルールが目安といわれています。4%ルールとは、年間支出の25倍の投資元本を年利4%で運用すれば、資産を減らさずに生活できるという考え方です。
 
例えば、資産元本が3000万円あって4%の利回りで運用した場合は、運用益は120万円となります。生活費が月10万円の場合、年間で必要な金額は10万円×12ヶ月=120万円です。3000万円の資産を4%で運用すれば、運用益のみで暮らせるという計算です。
 
ただし、通常は運用益に税金が課されます。また、FIRE後も社会保険料の支払いは続き、厚生年金の受給額が減るので、これらのことも考慮する必要があります。
 

毎月の支出額を把握しておく

運用益4%で投資をするには、毎月の支出額(生活費)がいくらかを把握しなくてはなりません。具体的な金額を知るためにも、家計簿を付けるなどしましょう。
 
また、現状から変化して家族が増えたり子どもが独立して家族が減ったりといった、ライフステージの変化も考えられます。長期的な視点でみていき、毎月の支出額がどのくらいになるか見通しを立てるとよいでしょう。
 

目標資産額を算出する

月々の生活費を把握したら×12をして年間に必要な額にし、それを25倍にします。年間の支出額×25の資産額がいくらになるかを知ることで、目標となる資産額が分かります。
 

資産形成のシミュレーションをする

必要な資産額に到達するには、いくら積み立てればよいか計算します。節約や収入を増やすなどして貯蓄するだけでなく、投資で増やすことも視野に入れましょう。
 
投資で増やしたい場合は、証券会社のシミュレーションサイトが便利です。例えば、目標達成のために毎月いくら投資し、どのくらいの利率で運用すればよいか、数値を入力するだけで分かるサイトもあるので分かりやすいでしょう。
 

投資の知識に自信がない場合はサイドFIREを目指そう

FIREをしようとなるとかなりの資産が必要で、最低限の投資の知識もなくてはなりません。また、投資は不確実なものなので、4%の運用益が出るともかぎらない点に注意する必要があります。
 
急な出費が必要になり、資産形成が順調に進まないこともあるでしょう。完全なFIREは無理そうだと感じた場合は、副業などの仕事をしながら行う「サイドFIRE」を目指す方法もあります。自分に合った手法を選択し、資産を形成しましょう。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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