1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

(3)NYダウにおける利確ポイントの想定方法

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月1日 6時40分

(3)NYダウにおける利確ポイントの想定方法

前回は、日経平均株価指数における利確ポイントについて説明しましたが、今回は非常に強い上昇を示しているNYダウについて考えていきたいと思います。   ※この記事は2022年11月17日時点の情報を基に執筆しています。記事の内容は、あくまでも資産運用の方法を提示するものであり、実際の投資において相場がこうなると断定するものではないことをご理解ください。

利確ポイントの推定

NYダウについては、現時点では日足チャートで見ると少し確認しにくいため、4時間足を用います。
 
図表1はNYダウの4時間足チャートですが、上段がNYダウ、中段がMACD、下段がRSIです。
 
【図表1】 NYダウ(4時間足)
 


 
出典:TradingView Inc. 「TradingView」
※解説を目的に使用しています。
 
上記チャートのMACDは、相場の値動きと反対のトレンドを示すダイバージェンスになっています。また、直近でデッドクロスになっていることが分かります。RSIにおいてもダイバージェンスが見て取れ、割高感が一時と比べると若干修正されてきています。
 
ここから推測すると、NYダウは天井をつけたか、天井が近いと判断することができます。
 
【図表2】 NYダウ(4時間足)
 

 
出典:TradingView Inc.「TradingView」
※解説を目的に使用しています。
 
レジスタンスライン(上値抵抗線)を引くと、図表2のチャート画面のように描画できますが、「34064.83ドル」と「34271.36ドル」にレジスタンスライン(上値抵抗線)が引け、この水準が強力な抵抗レベルとして意識されていることが分かります。
 
フィボナッチ・リトレースメントを見ると、全戻し水準にかなり近づいており、これを見るだけでも、もうそろそろ調整が入るだろうと推察できます。
 
こうした点を踏まえて利確ポイントを想定すると、おそらく今か、「34000ドル」水準、つまりこれから上がったとしても、おおよそ「34000ドル」近辺で天井をつける可能性が高いため、そろそろ利確をしておこうと考えることができるかもしれません。
 

まとめ

利確で重要なことは、欲に駆られて深追いをしないことです。
 
相場は上下運動を繰り返しながら進んでいきます。上がれば売り、下がれば買いの繰り返しが相場というものですが、天井や大底を見つけるよりも、方向性を見出した上で、相場が転換する可能性のある水準や価格帯の候補をあらかじめ見つくろい、天井や大底の前に、その相場から降りることを心がけることが利益を生み出すコツといえます。
 
買い場、売り場はいつか必ず訪れるため、焦らず、冷静沈着に相場を眺めることを意識するようにしましょう。
 

出典

TradingView Inc. TradingView
 
執筆者:重定賢治
ファイナンシャル・プランナー(CFP)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください