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新しい働き方のひとつ。会社員が「パートタイム起業家」を目指すメリットとは

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月2日 6時0分

新しい働き方のひとつ。会社員が「パートタイム起業家」を目指すメリットとは

近年では、働き方の多様性が広がりをみせています。そんななかで起業に興味がある方も多いのではないでしょうか。しかし、事業を興すことは誰でもできることではなく、失敗したときのリスクが怖くて起業できないという方もいることでしょう。   そんな方にうってつけなのが「パートタイム起業」です。本記事では、パートタイム起業家とはなにかや、パートタイム起業のメリットについて紹介していきます。起業や自由な働き方に興味のある方はぜひご覧ください。

パートタイム起業家とは

まず、通常の起業家とパートタイム起業家の違いについて見ていきましょう。
 
起業家とパートタイム起業家の違いは、事業に充てる時間の長さです。日本政策金融公庫の基準では、週あたり事業に充てる時間が35時間以上であれば起業家、35時間未満であればパートタイム起業家としています。
 

パートタイム起業家のメリット

次はパートタイム起業をするメリットを日本政策金融公庫の「2021年度起業と起業意識に関するアンケート調査」(2021年11月、全国18~69歳までの6万1899人回答)の結果に触れながら紹介していきます。
 
パートタイム起業の主なメリットは次の2つです。

1. 働きながら企業ができる
2. 介護や育児と両立しやすい

 

働きながら起業ができる

パートタイム起業は、どこかで働いて給料を得ながら起業することができます。
 
起業と聞くと華々しいものを想像してしまいますが、実際は毎月の収入が安定せず、会社員のような福利厚生はありません。また、年金や健康保険の面での負担も大きいです。しかし、会社員の立場を維持しながら起業をすれば、月々の安定した収入は確保できるうえに、年金や健康保険といった費用も会社に負担してもらうことが可能です。
 
実際にパートタイム起業家の49.1%が、「会社に勤務しながら起業した」との結果もあります。また、「起業後に会社に勤務した」人も含めれば、64.6%にもなり、パートタイム起業家の半分以上の人はどこかに勤務しながら事業をしているということになります。
 

介護や育児と両立しやすい

起業家、パートタイム起業家、勤務収入のみをもらっている人、3つのなかで「介護と育児に携わっている割合」について調査したところ、介護と育児のどちらについても、携わっている割合がもっとも高かったのが、パートタイム起業家でした。
 
パートタイム起業家は事業に充てる時間が短い分、他のことに充てられる時間が多くなります。そのため、残った時間を介護や育児に充てやすいのもメリットです。
 

パートタイム起業家の約8割は月商50万未満

一方、パートタイム企業にはデメリットもあります。そのなかでも顕著なのは収入の少なさです。
 
上記のとおり、パートタイム起業家が事業に充てられる時間は多くありません。そのため、長い時間を事業に充てている起業家に比べ収入は少ない傾向にあります。
 
実際に、パートタイム起業家の8割は月商50万円未満となっています。起業家で月商50万円未満となっているのは全体の半分以下です。また、売上が増加傾向と答えたパートタイム起業家も約2割と、決して多くありません。
 

まずはパートタイム起業から始めてみよう

パートタイム起業は、通常の起業に比べ事業に充てる時間が短いのが特徴です。それ以外の時間で会社に勤めに行って安定した定期収入を得たり、介護や育児の時間に充てたりすることができます。しかし、パートタイム起業家は、通常の起業家に比べ収入が少なくなりやすいデメリットも存在する点には注意が必要です。
 
起業をしたいと思ったら、まずは会社に勤めながらパートタイム起業をするのがよいでしょう。
 

出典

日本政策金融公庫 2021年度 起業と起業意識に関するアンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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