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【価格据え置きでも…】「ステルス値上げ」の方が「通常の値上げ」よりイメージが悪い? 食品値上げに関する意識調査を確認!

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月6日 3時30分

【価格据え置きでも…】「ステルス値上げ」の方が「通常の値上げ」よりイメージが悪い? 食品値上げに関する意識調査を確認!

2022年はさまざまなものの価格が高騰し、私たちの生活に影響を与えています。総務省発表の2022年10月の消費者物価指数は、前年同月比プラス3.7%であり、継続して上昇傾向にあります。うち、「食料」は前年同月比プラス6.2%と高く、「生鮮食品」ではプラス8.1%、「生鮮食品を除く食料」ではプラス5.9%   となっています。値上げ幅が大きい品目を見ると、「にんじん」が前年同月比プラス32.6%、「さけ」がプラス28.4%と大幅に値上がりしているほか、この10月に大手チェーンが値上げを発表した「ハンバーガー(外食)」もプラス17.9%と大きく数値をあげています。

食品の購買の決め手は「価格」と「味」。女性50代以上や高所得者層では「品質」を重視

このように、食品の値上げが相次ぐ中、株式会社アスマークは、「食品値上げのイメージに関する意識調査」を実施しました。
 
これによると、購買時に食品に求めるものは、全体では「価格」(78.0%)、「味」(77.5%)がトップで、「品質」(61.9%)、「食べやすさ・使いやすさ」(53.6%)が続きます。
 
女性50代・60代以上では「品質」「味」「食べやすさ・使いやすさ」が高く、食品に対するこだわりを感じます。女性30代では「量」「食べやすさ・使いやすさ」が高くなっています。
 
若年層の男性では、全体的に食品に対するこだわりが低いようです。年収別に見ると、「1000〜1500万円未満」では「品質」「ネームバリュー・知名度」が高くなっており、ブランドを重視していることがうかがえます。
 

30代男性は食品の値上げに対し寛容だが、30代女性は厳しい見方

食品・ブランドの値上げに伴うイメージの変化について聞いたところ、全体では「良い」(13.9%)に対し「悪い」(17.2%)がやや多く、68.9%が「どちらでもない」と回答しました。「良い」と回答しているのは、男性で17.6%であるのに対し、女性では10.1%と、値上げに厳しい評価をしていることがわかります。
 
特に男性30代では「良い」という人が30.7%にのぼりますが、対照的に、女性30代では2.7%と差が大きくなっています。年収別では、1000万円以上で「良い」という人の割合が高くなっています。
 

食品の「ステルス値上げ」の方が通常の値上げよりイメージが悪い


 
「ステルス値上げ」とは、商品の価格を据え置いたまま内容量やサイズを縮小させ、実質的な値上げを行うことです。商品を買ったとき、価格が同じでも以前より量が減ったな、ということがよくありますよね。
 
食品・ブランドのステルス値上げに対するイメージの変化について聞いたところ、全体では「良い」が11.1%、「悪い」が34.8%となり、通常の値上げの「悪い」が17.2%であったのと比べると、約2倍となっており、ステルス値上げの方が印象が悪いようです。
 
特に男性60代以上では「悪い」と回答した人が50.7%と、半数を超えています。反対に、女性60代以上では「悪い」が21.3%と、全ての性年代で最も低くなっています。
 
また、男性30代、20代は「良い」という回答が高くなっており、価格据え置きで量が減ることに肯定的です。年収別に見ると「悪い」と回答した人が「1500〜2000万円未満」では61.5%、「2000万円以上」では50.0%と半数を超えています。
 
食品メーカーとしては、値上げするより料金据え置きで量を減らした方が受け入れられるであろうと、ステルス値上げに踏み切ったと思われますが、消費者の見方は逆にステルス値上げに厳しいようです。生鮮食品以外の食品は、一度値上げするとなかなか価格が下がらないので、消費者としては苦しいところですね。
 

出典

総務省 2020年基準消費者物価指数 全国2022年(令和4年)10月分

株式会社アスマーク 食品値上げのイメージに関する意識調査
 
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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