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墓じまいにかかるのはどんな費用? いくらぐらいかかる?

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月8日 3時40分

墓じまいにかかるのはどんな費用? いくらぐらいかかる?

少子化や核家族化の影響でお墓を継ぐ人がいない、経済的な理由でお墓の維持ができないなどの理由で、多くの方が墓じまいを検討しています。しかし「墓じまいをしたいけど費用はどれぐらいかかる?」「墓じまいの流れは?」など、疑問をもっている方は多いのではないでしょうか。   そこで本記事では、墓じまいにかかる費用や流れについて解説します。

墓じまいとは

 
墓じまいとは、建っているお墓を撤去し、遺骨を取り出してから墓石を解体・撤去し、土地をさら地にして管理者に返還をすることです。墓じまいをした後は、永代供養や散骨、手元供養、新しいお墓を建てるなどの方法で納骨が必要です。
 
「跡継ぎがいないので、自分がいなくなったらお墓を管理する者がいない」「お墓の維持・管理の負担が大きくて困っている」など、少子高齢化の影響や経済的な理由から、墓じまいについて検討する方が増えているようです。
 

墓じまいにかかる費用

 
墓じまいにかかる費用は、30~300万円程度といわれています。墓石の撤去、行政手続き、新しい納骨先の用意など、どのような費用がかかるのかを事前に把握していると資金計画が立てやすくなります。以下で、墓じまいにかかる費用について見ていきましょう。
 

墓石の撤去に関する費用

 
墓じまいは、墓石を撤去する必要があります。墓石の撤去費用は、墓石の大きさや撤去方法で異なります。費用相場は1平方メートルあたり10〜20万円程度です。墓石の撤去費用には、墓石を撤去してさら地にした後に墓石を処分するまでの費用が含まれています。
 

行政手続きに関する費用

 
埋葬していた遺骨を別の墓所に移動する場合は、埋葬証明書や改葬許可証、受入証明書などの書類が必要になります。これらの書類の取得に数百円〜1500円程度の費用がかかります。費用は自治体によって異なるため、事前に確認をしましょう。
 

新しい納骨先に関する費用

 
墓じまいをして遺骨を取り出したら、新しい納骨先(永代供養墓、納骨堂、樹木葬など)を用意するのに費用がかかります。一般墓所が80〜300万円程度、永代供養墓が5〜150万円程度、納骨堂が10〜150万円程度、散骨が5〜70万円程度など、納骨先によって費用が大きく異なるため、事前に確認をしておきましょう。
      

改葬許可証交付後の流れ

 
墓じまいには一連の流れがあり、親族への相談や取り出した後の遺骨の改葬先の選定をし、墓じまいする旨を霊園管理者などに伝え、改葬許可証の申請など行政などに書類手続きを行います。
 
その後は、工事などの作業になりますが、その基本的な流れについて紹介します。
 

閉眼供養

 
閉眼供養は、お墓から遺骨を取り出す際に行うのが一般的といわれています。「魂抜き」ともよばれており、僧侶にお墓の前でお経を唱えてもらい焼香をします。閉眼供養の際は、お供え物なども必要です。また、喪服等を着用しましょう。
 
閉眼供養のお布施は、3~5万円程度となります。
 

遺骨の取り出し

 
閉眼供養を終えた後に、遺骨を取り出します。遺骨の取り出しには、重たい石を動かさないといけないため、一般的には石材店に依頼します。遺骨の取り出しには、3〜5万円程度の費用がかかります。
 

墓石の撤去と墓所の整備

 
遺骨を取り出した後は、墓石の撤去と墓所の整備を行います。受入証明書や改葬許可申請書、埋葬証明書などを移転先へ提示して、遺骨を移転先に納骨します。     
 

墓じまいの費用は事前に確認して準備しよう

 
墓じまいは、単純にお墓を片付けるのではなく、霊園などの管理事務所や行政、石材店など諸手続きが多く手間がかかります。
 
また、墓じまいにはまとまった費用がかかるため、石材店やお寺、納骨先などで費用が変わるため、事前に確認をしておくことが大切です。墓じまいを検討している方は、費用を確認した後で資金の捻出方法などを明確にしてから、墓じまいを進めるとよいでしょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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