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クリスマスケーキは「100社中79社」が値上げ! 最多は「200円台」の値上げでも来年はさらに高くなる見込み?

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月15日 2時30分

クリスマスケーキは「100社中79社」が値上げ! 最多は「200円台」の値上げでも来年はさらに高くなる見込み?

もうすぐやってくるクリスマス。クリスマスの準備をしている家庭も多いでしょう。ツリーを飾ったり、プレゼントを用意したりと、それだけでも楽しいですよね。   クリスマスといえば、ケーキですが、人気店のケーキは予約しないと入手できないので、すでに予約したという人もいるのではないでしょうか。その際、昨年より値上がりしていませんでしたか?   今年は原材料費の高騰などで、クリスマスケーキの値上げを行う企業が多いようです。株式会社帝国データバンクは、2022年冬シーズンの「クリスマスケーキ」価格について調査を行いました。今年のクリスマスケーキは、昨年と比べてどのくらい値上げされているのでしょうか?

今年のクリスマスケーキは昨年より5%値上げ


 
全国の大手コンビニエンスストアや百貨店、スーパー、著名な洋菓子店などで販売される、5号サイズの苺ショートのクリスマスケーキの価格(税抜)を2021年と比較したところ、今年の平均価格は4040円で、昨年の3831円から約5%、209円上昇しました。
 
値上げの理由は原材料の値上げで、主な原材料価格の10月時点の前年同月比を見ると、最も価格が上昇したのは「小麦粉」で、前年同月比52%もアップしています。また、「牛乳」「イチゴ」がいずれも11%、「砂糖」が8%、「鶏卵」が4%とほとんどの原材料が値上がりしています。
 
原材料費だけではなく、ケーキを作る際に必要な光熱費や、輸送用のガソリン代なども値上がりしています。2022年10月分の消費者物価指数を見ると、前年同月比で電気代が20.9%、ガス代が20.0%と大幅にアップしています。また、ガソリン代も2.9%上がっているほか、テイクアウト用の箱やフィルムなど、ケーキにかかわるさまざまなものの価格が高騰しており、値上げはやむを得ないと思われます。
 

100社中79社がクリスマスケーキを値上げしている

調査対象100社のうち79社でケーキを値上げしていることがわかりました。前年から値上げしたケーキのうち、値上げ幅が「200円台」が100社中23社と最も多い結果に。
 
特に量販店やスーパーなどで販売されている3000円台のケーキで200円台の値上げが多く見られました。企業からは、値上げはしたくないが、仕入れ先からの要望で値上げせざるを得ないとの声が寄せられました。
 
次いで、19社が「300円台」の値上げをしており、主に4000~5000円台の中高価格帯ケーキで多いようです。やはり原材料費の高騰を原因とする企業が多く、やむを得ず値上げに踏み切ったようです。
 
多くの企業が値上げに踏み切る中、21社は値上げせず価格を「据え置き」していました。企業からは、「原材料高はあるがそこまで影響はない」「コスト削減をして戦略的に値上げしていない」との声がありました。
 

来年も値上げラッシュが続く。クリスマスケーキもさらに値上げ?

帝国データバンクによると、来年も値上げラッシュが控えているようです。主要飲食料品メーカー105社において、2023年の値上げ品目数は11月末時点で累計4425品目に上ります。1月には514品目、2月には3269品目の値上げが予定されているとのことです。
 
この調子で行くと、来年のクリスマスケーキもさらに値上がりしそうです。可能であれば、自分でクリスマスケーキを作ってみるというのもいいかもしれません。値段も抑えられますし、子どもと一緒に作るのも楽しいですよね。
 

出典

株式会社帝国データバンク 2022 年冬シーズン「クリスマスケーキ」価格調査

総務省 2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年10月分

株式会社帝国データバンク 「食品主要105社」価格改定動向調査(12月)
 
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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