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50代で「年収520万」です。昔はもっと高年収になれると思っていたのですが、私の年収は高いのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月17日 3時10分

50代で「年収520万」です。昔はもっと高年収になれると思っていたのですが、私の年収は高いのでしょうか?

国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査報告」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は443万円です。50代で520万円の給与をもらっている場合、平均と比べてどうなのでしょうか。   また、25年前に50代だった人の平均給与はどれくらいだったのかも気になるところです。そこで、50代の平均給与や25年前と令和3年の平均給与はどう違うのかを検証します。

50代の平均給与

国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査報告」によると、50~54歳の平均給与は520万円、55~55歳の平均給与は529万円です。ただし、この金額は男女の合計額になります。
 
男女別に見た平均給与は、男性50~54歳が664万円、55~59歳が687万円であるのに対し、女性50~54歳が328万円、女性55~59歳が316万円です。ちなみに、男性の55~59歳はすべての年代・性別を通して最も高い金額になっています。
 
一方、女性は25歳以上54歳まで、どの年代もそれほど金額に大きな差は見られず、55歳以降は金額が下がり続ける傾向です。
 
男性の平均給与と女性の平均給与を比較すると、59歳までは年代を経るごとに差が大きくなります。しかし、男性も60歳を過ぎると給与は下がる傾向なので、男女差はそれまでと比べて小さくなっていきます。
 
50代で正社員として働いており年収が520万円の人は、50~54歳の平均給与と同じ金額ですが、男性であれば平均より低く、女性であれば平均よりかなり高いといえます。
 

25年前と比較して50代の平均給与はどう変化したか

それでは、現段階で50代の人が20代だった25年前に50代だった人の平均給与はどれくらいだったのでしょうか。国税庁の「平成9年分税務統計から見た民間給与の実態」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の男女合計の平均給与は、50~54歳が568万円、55~59歳が546万円となっており、50~54歳が全年代を通じて最も金額が高くなっています。
 
男女別に見た平均給与は、男性50~54歳が737万円、55~59歳が702万円で、いずれも700万円台を突破しました。
 
女性は50~54歳が283万円、55~59歳が273万円となっており、女性は25歳をピークに年代を経るごとに緩やかに給与が少なくなっていく傾向の中、50~54歳はやや増加し、55歳以降にまた減少するという流れが見られます。
 
平成9年と令和3年の平均給与を比較すると、男女合計の金額は25年前のほうが50~54歳は48万円、55~59歳は17万円多いという結果でした。男性は25年前のほうが50~54歳は73万円、55~59歳は15万円多くなっています。
 
一方、女性は令和3年のほうが50~54歳は45万円、55~59歳は43万円多くなりました。平均収入が最も高い年代で比較すると、25年前の男性の平均給与は女性の約2.6倍だったのに対し、令和3年の男性の平均給与は女性の2.1倍と、男女の格差は小さくなっています。
 

50代の平均給与は25年前より減少したものの男女間の格差は小さくなった

令和3年の男女合わせた平均給与は50~54歳が520万円、55~59歳が529万円でした。男性は55~59歳が全年代を通じて最も高い金額になっています。25年前の平均給与は50~54歳がピークで55~59歳は男女ともに金額が下がりました。
 
男性の平均給与は25年前のほうが高かったのですが、女性の平均給与は令和3年のほうが高く、25年間に男女間の給与格差は小さくなったことが大きな変化です。
 

出典

国税庁 令和3年分民間給与実態統計調査 調査結果報告

国税庁 平成9年分 税務統計から見た民間給与の実態 1.平均給与

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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