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年収400万の適正家賃はいくら? 家賃10万でも暮らしていける?

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月20日 0時10分

年収400万の適正家賃はいくら? 家賃10万でも暮らしていける?

毎月一定の金額が発生する固定費の中でも、家賃は大きな割合を占めます。特に収入に見合わない家賃の家に住んでいると、家賃だけで家計を大きく圧迫してしまうこともあるため、なるべく収入に見合った家賃の家に住みたいところです。   では、年収400万円の場合だと、適正家賃はいくらくらいになるのでしょうか。今回は、年収と家賃の関係や適正家賃などについて解説します。

家賃は収入の3分の1以下に抑えるのが理想?

家計に占める家賃の割合は、収入の3分の1以下に抑えることが望ましいとされます。3分の1以下という基準が設けられている理由は、それ以下でなければ家計を圧迫する恐れがあるためです。
 
実際、家賃を除いた生活費は1ヶ月でいくらかかるのか、総務省統計局が発表した「家計調査(2021年)」からひもといてみると、単身世帯の消費支出は、住居費を除いた金額で13万2930円です。
 
年収400万円を月収で換算すると、月に約33万円の収入がある計算になります。ただ、これは額面収入であって、より実態を把握するためには手取り収入で計算しなければなりません。収入の3分の1以下という基準も、手取り収入での計算を前提としています。手取り収入は額面収入の80%程度が目安となるため、年収400万円の手取り収入は320万円前後です。
 
手取り収入320万円を月額換算すると、月収は約26万円あることになります。つまり、年収400万円の適正家賃は、26万円の3分の1以下、すなわち8~9万円程度が目安になるということです。住居費を除いた生活費が約13万円かかるとすると、26万円-13万円で残りも約13万円となります。家賃9万円の家に住んだとすれば、残る生活費は4万円です。
 
もちろん、家計調査から導き出される消費支出は、あくまで単身世帯の平均値に過ぎず、実際はもっと費用がかかるかもしれません。そのため、家賃によっては月々の家計収支が赤字になってしまうこともあり得ます。そう考えると、家賃は手取り収入の3分の1以下に抑えるという基準は、ある程度妥当性のある数字だといえるのではないでしょうか。
 

適正家賃はライフスタイルによって変わる

適正家賃は手取り収入の3分の1以下が目安にはなりますが、実際はライフスタイルによって変わってくる部分が大きいことも事実です。例えば、自家用車を所有していなければ、車の燃料費や維持費、保険費などはかからないため、その分を家賃に回すといったこともできるでしょう。
 
逆に、人との交流が多く、外食費や交際費が平均より高い人なら、その分の生活費を考慮して家賃を適正金額より下げなければいけないケースもあります。
 
そのため、収入に見合った家賃を正確に計算するためには、まず自分の生活にどのようなお金がかかっているのか、しっかり割り出すことが大切です。そうすることによって、初めて適正家賃を知ることができます。
 

家賃10万円は年収400万円の適正家賃を超える?自身の生活費を調べて正確な適正家賃を知ろう

適正家賃を収入の3分の1以下だと想定すれば、年収400万円、手取り収入320万円の場合、適正家賃は8~9万円程度が目安になります。したがって、家賃10万円だと、この基準では適正を超えている計算です。ただ、上記の金額はあくまで目安に過ぎません。
 
ライフスタイルによっては、年収400万円でも家賃10万円で余裕を持って暮らしていくことも可能でしょう。より正確な適正家賃を知るためにも、まずは自身の生活費用を詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
 

出典

e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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