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「内職」で実際に稼ぎたい金額はいくら?「インチキ内職」の注意点についても解説

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月20日 22時40分

「内職」で実際に稼ぎたい金額はいくら?「インチキ内職」の注意点についても解説

「内職」は、自宅でできる単純作業で、時間がかかる割に単価が安いイメージを持つ人が多いようです。しかし、自宅ですき間時間に仕事ができるため、自宅からなかなか出られない小さな子どもを持つ親などには内職のニーズがあるようです。自分が子どもの頃、親が内職をしていたという人もいるのではないでしょうか。   厚生労働省によると、令和3年10月1日現在、内職をしている人、すなわち家内労働者数は9万7122人(男性1万1146人、女性8万5976人)、委託者数は7139となっています。内職をしている人は10万人弱と、それほど多くはないようです。

内職では「1~5万円」程度稼げればOK

株式会社Q.E.D.パートナーズが実施した「内職」に関する意識調査アンケートによると、内職をやったことがあるか聞いたところ、35%が経験ありと回答しました。
 
もし内職をやるとしたら月にいくら欲しいか聞いたところ、最も多い回答は「3万円」で50%を占め、次いで「5万円」(29.5%)、「1万円」(15.5%)となりました。家の中ですき間時間を使って稼げる金額ということで、「1~5万円」程度が稼げれば良いと考えているようです。
 
内職についてどんなイメージを持っているか聞いたところ、「暇つぶしを兼ねてお小遣い稼ぎができる」「時間の自由がありそう」といったポジティブなコメントは少なく、「大変なわりに単価が安い」『ひたすら単純な作業を繰り返し続けるイメージ』というように、ネガティブなコメントが多く見られました。
 
家でできる内職はどんなものがあると思うか聞いたところ、「宛名書き」「紙で作る花」「シール貼り」「組み立て作業」などが挙げられました。
 

「インチキ内職」に注意しよう

内職の中には、いわゆる「インチキ内職」もあるようです。内職に必要といわれ、さまざまな名目で高い金額を払わされながら、仕事は回してもらえない、収入はそれほど得られないという被害にあう例がありますので、注意が必要です。
 
例えば、内職講習会と称してあらかじめ多額の受講料等を徴収しておきながら、委託した仕事についてはいろいろな条件をつけて安く買いたたいたり、できたものの仕上がり具合にケチをつけ、買い上げを拒否したりといったひどい例があります。パソコンを使用して自宅で簡単にできる内職という広告で高い講習料を取るだけのものや、機械を高く売りつける手口もあるようです。
 
誰にでもできる簡単な仕事で高収入が得られるというようなうまい話はありえませんので、契約内容を確認して、「インチキ内職」の被害にあわないようくれぐれも注意しましょう。
 

厚生労働省「家内労働あんぜんサイト」をチェックしよう

厚生労働省は、内職をするなどの家内労働者(自宅を作業場として、メーカーや問屋などから部品や原材料の提供を受け、一人または親族と物品の製造や加工などを行って工賃を受け取る人)の労働条件の向上や、家内労働者の生活の安定を図るため、家内労働手帳の交付の徹底、工賃支払いの確保、最低工賃、安全衛生の措置などを規定した「家内労働法」を定めています。
 
例えば、自宅で動力ミシンを委託者から貸与されて作業をする際に、小さい子どもがベルトに触れてけがをしたり、有機溶剤を使用して皮膚炎になったりするような危険があります。こんな事故が起きては大変ですので、厚生労働省では「家内労働あんぜんサイト」で注意喚起しています。
 
他にも、労災保険特別加入の案内や、税制・助成制度の活用など、役にたつ情報を提供しています。今、内職をしている人、またはこれから内職をしようかと考えている人はチェックしてください。
 

出典

厚生労働省 家内労働について

株式会社Q.E.D.パートナーズ 内職に関する意識調査

厚生労働省 いわゆる「インチキ内職」の被害防止について
 
厚生労働省 家内労働あんぜんサイト
 
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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