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換気のためドアや窓を開放しつつも暖かくしたい! コロナ時代における「コスパ最強の採暖術」とは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月21日 22時40分

換気のためドアや窓を開放しつつも暖かくしたい! コロナ時代における「コスパ最強の採暖術」とは?

新型コロナウイルス感染症の流行は、清浄な空気についての関心を呼び起こしました。特に、他人と接することの多い室内の換気に対しての意識が高まっています。   ところが、冬の時期には暖房と換気という、一見すると矛盾する行為を行う必要があるため、思い悩む人も多いでしょう。この記事では、冬季の換気のポイント、暖房器具の効果的な使い方について紹介していきます。

「二段階換気」なら追加コストゼロで採暖可能に

厚生労働省や世界保健機関(WHO)によれば、冬季の室内の空調基準として、室温18度以上、かつ湿度40%以上に保つことが推奨されています。
 
特に、新型コロナウイルスやインフルエンザなどのウイルスは、低温で乾燥した状態で活性化することが知られています。冬季に流行してしまうのはそのためです。そこで、室内を暖かく湿潤な環境にすることで、日常的なウイルス対策にもなるわけです。
 
一方で、有効なウイルス対策としては、換気も推奨されています。不特定多数が集まる店舗やバス・電車などの公共交通機関でも、十分に換気していることが有効な感染対策として励行されています。
 
これは住宅の室内などでも有効ですが、冬季に問題になるのは外気温の低さです。せっかく暖かくした部屋であっても、窓を開けてしまうと新鮮な空気に入れ替わると同時に、流入する冷気で室温が下がってしまいます。このような急激な室温低下を防ぐ方法に「二段階換気」があります。
 
いま自分がいる部屋の隣や廊下の向かい側に人がいない部屋がある場合に有効な方法です。まず、自分がいる部屋ではなく、そのもう一つの部屋の窓を開けて外気を取り込みます。
 
次に、その空気をドアなどの開口部を開けることで間接的に取り込むのです。直接外気を取り入れる場合と比べて、他の部屋を経由してくる間にその室温で暖められるため、直接換気による急激な室温の低下を抑えられます。
 
この方法であれば、省エネタイプのエアコンに買い換えたり、部屋の断熱性を高めるために窓をリフォームしたりするコストを掛けずに、ちょっとした手間で暖かく過ごせます。
 

コスパの高い採暖術とは?

暖房器具の性能を十分に発揮させるためには、部屋自体の断熱性を高めるのが最も効果的な方法といえます。冬の冷気は主に窓から流入してきます。2重または3重ガラスなどの断熱対策がとられていない窓であれば、外気の温度がほぼ直接室内に伝わるため、いかに優れた暖房器具であっても、損失が大きくなってしまうのです。
 
ただし、本格的に断熱性能を上げるには、窓部分のリフォームなどでそれなりの出費が必要になります。ここでコスパの高い方法を2つ紹介します。
 

・暖房器具の置き場所を工夫する:コスト0円

追加コストを掛けずに暖房器具を効果的に使うのであれば、室内での置き場所がポイントになります。床置きタイプであれば、窓の下に置くのが基本です。熱は下から上に移動するため、窓の下に熱源があれば、窓からの冷気を暖めることができます。
 

・断熱ブラインドを取り付ける:コスト数万円

窓を2重または3重ガラスにリフォームすると数十万円単位の費用が必要になります。よりコスパの高い方法で部屋の断熱性能を高めるには「断熱ブラインド」がおすすめです。インテリアの大手量販店などでは、断熱ブラインドが窓サッシ1枚当たり5000円から1万円程度で入手可能です。断熱ブラインドは空気層をはさみこむ構造になっているため、高い断熱効果を発揮します。
 

工夫次第で効率の良い暖房を

建物の断熱性能が高ければ暖房のための出費が抑えられるため、高断熱・高気密の部屋は居住に関する固定費を下げる効果があります。とはいえ、改修工事などの初期投資が掛かるため、簡単にできないことが多いでしょう。そのようなときには、まず今の環境に合わせた工夫や、今ある暖房器具を効率よく使うことや、断熱ブラインドの導入を検討してみましょう。
 

出典

環境省 室温を暖かく保ちながら換気する上手な方法を知っていますか?

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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