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【2022年】冬のボーナスは平均「69.8万円」! しかし52.5%は金額に「不満」

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月21日 23時30分

【2022年】冬のボーナスは平均「69.8万円」! しかし52.5%は金額に「不満」

会社員として働いている場合、毎年「ボーナス」を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。しかし、コロナウイルスが蔓延してから、ボーナス事情が変化したという人も少なくありません。多くの人が気になるであろう2022年の冬のボーナスの実態について、本記事では平均支給額や受け取った人の満足度などに触れながら解説します。

2022年の冬のボーナスの平均は69.8万円

Job総研の実施した「2022年 冬ボーナス実態調査」によれば、2022年の冬のボーナス支給額の平均は69.8万円と、70万円には届きませんでした。ここ5年間の冬のボーナスの支給額をみると、2020年に71.3万円と平均が唯一70万円を超えています。2021年には平均67.4万円と落ち込みましたが、2022年には平均で2.4万円増加したことになります。
 

・中央値は54.5万円

多く受け取っている人が平均値を釣り上げているケースは少なくありません。順位に焦点を当て、ボーナスを支給されている人全体のちょうど真ん中に位置する人の支給額、いわゆる中央値をみてみましょう。2022年の冬のボーナスの中央値は54.5万円と、やはり平均よりは大幅に下がります。ちなみに支給された人の数が最も多かった金額(最頻値)は50.0万円です。
 

・ボーナスを受け取る人の数は増加傾向

2022年の冬のボーナスの支給があったと答えた会社員は61.3%でした。半分以上の人は支給されているものの、一方で40%弱は支給されていないという結果です。
 
しかし、冬のボーナスの支給有無の推移をみると、実際にボーナスを受け取っている人の割合はここ5年間で毎年増加しています。2018年は46.5%、2019年は48.8%と50%を下回っていましたが、2020年には50%と半数の人が受け取りました。そして、2021年には60%を超える人が冬のボーナスを受け取っています。
 

2022年の冬のボーナスの満足度は低い?

2020年には平均が70万円を超えていたことも影響しているのか、2022年の冬のボーナス支給額に対しては、あまり満足していない人が多いようです。
 
同調査によると、2022年の冬のボーナスに対して「とても満足(4.4%)」「満足(14.8%)」「やや満足(28.3%)」と答えた人すべてを足しても5割には達しません。「とても不満(14.1%)」「不満(17.0%)」「やや不満(21.4%)」と、全体の52.5%が不満派となっています。ちなみに、若い世代は満足派が比較的多く、不満派は50代が64.5%で最多です。
 

・理想のボーナス額は?

同調査に「ボーナスの支給あり」と回答した人の理想のボーナス額は平均が173万円、中央値が100万円という結果でした。年齢別にみると、20代と30代の理想のボーナス額の平均は186万円台と非常に高く、40代と50代は平均130万円台と、世代間で開きが顕著です。若い世代の理想と40代以降が直面している現実との間にはギャップがあることがうかがえます。
 

理想と現実にギャップのある日本のボーナス事情

2022年の冬のボーナスの平均支給額は69.8万円と、ここ5年間で特に多かったわけではありません。一方で、冬のボーナスを受け取る人の割合は毎年増加しています。
 
ただ、多くの人の理想のボーナス額とはまだ開きがあるようです。年齢を重ねるごとに現実と直面し、理想の支給額は低くなるものの、不満を抱く人が増える点も無視はできません。日本全体のボーナス事情の改善には何が必要か、今一度考える機会にするのもよいでしょう。
 

出典

JobQ Job総研「2022年 冬ボーナス実態調査」

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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