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2年で引っ越すなら洗濯機は買うな! 引っ越し魔が考える「洗濯とお金」のハナシ

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月27日 3時20分

2年で引っ越すなら洗濯機は買うな! 引っ越し魔が考える「洗濯とお金」のハナシ

生活家電の購入の取捨選択は、節約を考える際の優先度として高い電気代などの「固定費削減」にもつながる、重要なポイントです。特に独身世帯にとっては、テレビ・冷蔵庫・洗濯機といった、かつての「三種の神器」も不要と判断する人も少なくありません。   東京都内のメーカーで働くAさん(32歳)もその1人で、6年以上、洗濯機とテレビを持たない生活を送っています。Aさんいわく「1人暮らしで洗濯機を購入するメリットは大きくない」といいます。

電気代、洗濯代、引っ越し料金……。意外とかかる洗濯のお金

「新卒で初めて1人暮らししたときは、一通りの家電をそろえていましたね。ただ、引っ越すたびに減っていき、生活家電は今では冷蔵庫しかありません。中でも洗濯機はすぐに『購入しない』と決めました」
 
Aさんは自身の性格を「飽きっぽい」と語り、賃貸住宅の2年更新の度に、引っ越しを繰り返してきました。洗濯機に白羽の矢が立ったのは、最初の引っ越しのタイミングだったといいます。
 
「東京都23区内での引っ越しだったのですが、思った以上に引っ越し代が高かったんですよね。当時から更新料を支払って同じ場所に住み続けるつもりはなかったので、『生活家電から見直そう』と思い立ったんです。冷蔵庫、テレビ、洗濯機、食洗器、電子レンジ、トースター、空気清浄機の使用頻度を考えたところ、『あれ、意外と洗濯機って大型家電の割に使ってないな』と気付きました」
 
Aさんはその後、インターネットなどでリサーチして、洗濯に関わる「費用」と「手間」と、それぞれにかかるおおよその値をピックアップ。洗濯機の代替手段となるコインランドリーと比較しました。

■「洗濯回り」にかかるお金(例)

・洗濯機の購入費用:約6万円
・電気代(1回あたり):約2円
・水道代(1回あたり)約20円
・洗剤、柔軟剤代(1セットあたり):約1200円
・引っ越し料金(設置料金含む):3000円~1万円

■コインランドリーにかかるお金

・1回300~500円

 
週2回程度洗濯する場合、Aさんによると、「洗濯機のイニシャルコストとランニングコストを合算すれば、2年程度で洗濯機の方がお得になる」とのこと。
 
もちろん、コインランドリーと自宅の距離などの条件も考慮しなければなりませんが、一般的な賃貸住宅の更新年が2年と考えると、1人暮らしであれば、引っ越し料金を加味して「持たない」、という選択肢も十分あり得るのではないでしょうか。
 

「持たない」ことを選べば選択肢が広がる

「正直に言うと、どんな人でも1人暮らしの場合に、洗濯機のアリ・ナシで、1年間で万単位で費用が変わるわけではないと思います。それに私も節約家というわけではないので『数千円お得だから洗濯機は不要!』と言いたいわけでもないです。ただ、実際に引っ越しするまで抱いていた、『家電は全部そろっていて当たり前』という価値観から脱却できたのは、自分の人生経験にとってプラスだと思います」
 
Aさんは洗濯機をあえて手放すことで、無駄な洋服を購入しなくなり、今では掃除機も手放して粘着テープなどで代用するといった、私生活の無駄遣いの防止にもつながっているといいます。
 
モノがあふれる世の中ですが、一度、身の回りの「当たり前」を見直すことで、本当の価値に気付けるのかもしれません。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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