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良い借金、悪い借金って何? それぞれの違いと具体例とは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月28日 10時30分

良い借金、悪い借金って何? それぞれの違いと具体例とは?

借金は「良い借金」と「悪い借金」の2種類に分類できますが、具体的に、どのような借金が「良い借金」で、どのような借金が「悪い借金」なのでしょうか?   本記事では、借金の具体例を紹介するとともに、なぜその借金が良いのか、もしくは悪いのか、その理由も解説していきます。

良い借金、悪い借金の定義

先ほど、借金は「良い借金」と「悪い借金」の2種類に分類できるとお伝えしましたが、借金は本人の考え方が投影されるものなので、「絶対的に良い借金」と「絶対的に悪い借金」を明確に定義するのは難しいといえます。
 
周囲が「その借金はしないほうがいい」と助言しても、本人的に後悔がなければ、必ずしも悪い借金とは限らないからです。
 
ただし、本人の思慮が浅かったり、借金をした後で「こんなはずじゃなかった……」と思うようであれば、それは一般的に悪い借金と考えてよいでしょう。
 

借金に関する意識調査

派遣・パート・アルバイト求人情報サイト「Biz Hits Work」などを運営する株式会社ビズヒッツが、社会人になってからお金を借りた経験がある500人を対象に、2021年2月、「借金に関する意識調査」を実施しました。ランキング結果の1位〜5位は以下です。
 

1.生活費の工面
2.住宅・車の購入やリフォーム
3.買い物
4.遊興費・交際費・趣味
5.新生活の準備・引っ越し

 
なお、6位以降にはギャンブル、クレジットカードの支払いなどがみられました。
 
1つずつみていきましょう。
 

良い借金と悪い借金を1つずつ解説

1位の生活費の工面ですが、生活費が足りなくなった理由が一時的なものであり、計画的に返済できるのであれば、良い借金といえます。
 
逆に、浪費などが理由であれば、今後も借金が増える可能性が高いため、悪い借金と考えられるでしょう。
 
2位の住宅・車の購入やリフォームに関しても、計画的な借り入れであり、生活に必要と判断していれば良い借金です。
 
逆に身の丈以上の生活のために車が欲しいなど、返済を考えずにローンを組む場合は、悪い借金と考えられます。
 
3位の買い物、4位の遊興費・交際費・趣味は内容によります。どうしても生活に必要なものだったり、自己投資につながるものであれば、計画的に返済できる限り、良い借金に含まれます。
 
逆に、「なんであんなことにお金を遣ったのだろう……」と後悔し、手元に何も残っていないと感じるようであれば悪い借金です。
 
5位の新生活の準備・引っ越しは、基本的に良い借金です。ただし身の丈以上の新居だったり、高額な家具や家電をそろえたりと、その後に返済が厳しくなるようであれば悪い借金と考えられます。
 
なお、6位以降のギャンブルは良い借金といえません。一般的にギャンブルで勝ち続けるのは難しく、衝動的に行動した結果、「また使ってしまった……」と後悔するケースが多いからです。
 
クレジットカードの支払いのための借金に関しては、悪い借金を超えて、危ない借金と判断できます。
 
例えば、1枚目のカードの支払いが厳しくて、別なカードで返済をしているなどのパターンです。この状況になると、多重債務に陥るリスクがあります。
 
もちろん、カード発行や借り入れには審査があるので、簡単に借りられるわけではありませんが、それでも注意が必要です。
 
最後に、利息についても事前に考えることが大切です。利息が高ければ返済に行き詰まったり、なかなか元本が減らない可能性があったりするので、事前に確認してください。
 

まとめ

今回は「良い借金」と「悪い借金」について解説しました。一般的には「こんなはずじゃなかった……」と後悔するようであれば、悪い借金に該当します。
 
逆にいうと、計画的な利用が可能で、後悔がなければ良い借金です。そのような観点から、借金を考えてみましょう。
 

出典

株式会社ビズヒッツ 借金に関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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