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「電気毛布」vs「こたつ」電気代はどちらがお得?メリット・デメリットを確認

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月31日 3時30分

「電気毛布」vs「こたつ」電気代はどちらがお得?メリット・デメリットを確認

2022年12月1日、政府による節電要請期間が開始されました。冬季の節電要請は、2015年以来7年ぶりのことです。今冬の電気代を少しでも節約するために、どの暖房器具を選べば良いのか悩んでいる人もいるでしょう。   そこで今回は、暖房器具の中でも比較的電気代が安いといわれている電気毛布とこたつの電気代を比較し、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

電気毛布とこたつの電気代を比較

電気代の目安を知るためには「1時間当たりの消費電力」「使用時間」「電気料金単価」の3つの情報が必要です。1時間当たりの消費電力は、電化製品のパッケージや取扱説明書などに記載されています。今回は、電気毛布とこたつをそれぞれ8時間使用した際の電気代を計算していきましょう。料金単価に関しては、電気製品公正取引協議会が2022年7月に改定した電気料金の目安単価「1kWh(キロワットアワー)当たり31円」を採用します。
 
電気毛布の1時間当たり消費電力が70W(ワット)だった場合、kWに変換して0.07kWです。1日8時間使った場合の電気代は、0.07kW×8時間×31円/kWh=17.36円となり、1ヶ月(30日)の電気代は520.8円となります。
 
こたつの1時間当たり消費電力が600Wだった場合、kWに変換して0.6kWです。1日8時間使った場合の電気代は、0.6kW×8時間×31円/kWh=148.8円となります。ただし、この電気代はスイッチを入れてからこたつの中が暖まるまでの電気代です。暖まった後の強運転は200W、弱運転は100W程度の機種が多く、1時間当たりの電気代は3~5円程度と考えておきましょう。仮に5円だった場合、1日8時間稼働した場合の電気代は40円、1ヶ月(30日)の電気代は1200円となります。
 

電気毛布のメリットとデメリット

電気毛布のメリットは、何といっても電気代が安い点です。1日8時間使用しても、1ヶ月の電気代は500円前後と安く、電気代を節約したい人にとっては強い味方となってくれます。その一方で、こたつと比較すると暖めるパワーが弱い点がデメリットです。また。1人当たり1枚ずつ必要なため、家族が多い場合はかえって電気代がかかる可能性があります。こたつの場合、1台稼働させれば家族みんなで使用できるため、電気毛布よりも電気代が安く済む可能性があるのです。
 

こたつのメリットとデメリット

こたつのメリットは、1台で複数人が暖まることができる点です。電気毛布と比較するとパワーがあり、スイッチを入れればすぐに暖まる即断性もあります。こたつを上手に活用すればエアコンの設定温度を上げることができ、電気代の節約につながるでしょう。エアコンを使わずにこたつのみで過ごすことができれば、大幅に電気代を節約できます。電気毛布にもいえることですが、こたつには部屋全体を暖める力がないため、その点はデメリットといえるでしょう。
 

一人暮らしには電気毛布がおすすめ

電気毛布はこたつの電気代を比較すると、電気毛布のほうが電気代は安いことが分かりました。ただし、電気毛布は1人1枚が基本です。家族全員がそれぞれの電気毛布を使うと、かえって電気代が高くなる可能性があります。家族が多い場合はこたつを購入したほうが良いかもしれません。一人暮らしをしている人は、エアコンと併用する場合は電気毛布がおすすめです。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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