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どうして銀行預金だけじゃダメなの? 投資に関心を持たないリスクとは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年12月31日 6時0分

どうして銀行預金だけじゃダメなの? 投資に関心を持たないリスクとは?

「貯蓄から投資へ」といわれる時代の流れの中、そうはいっても銀行預金が一番安心だと考える人も多いのではないでしょうか?   投資にはリスクがつきものです。しかし、投資をしないことによるリスクも実は大きいのです。   本記事では、「貯蓄から投資へ」と言われている背景を、投資をしないことによるリスクと照らし合わせて解説します。自分の資産を守るための知識を広げるために、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

投資をしないことによるリスクとは

投資をしないことによるリスクには、どのようなものがあるのか解説します。
 

低金利リスク

日本の銀行預金の金利は、現在0.001%です。定期預金でも 0.002%しかありません。
 
この金利は、世界各国と比較しても極めて低い水準となっており、普通預金に 100万円預けても、金利は 10 円しか付かない計算となります。つまり銀行にお金を預けておいても、まったく増えないということです。
 
この事実だけをみると、「増えないけど減らないからいいのでは?」と感じるかもしれません。しかし、次のインフレリスクについても考えてみてください。
 

インフレリスク

インフレリスクとは物価上昇のリスクのことです。物価上昇に関しては、2022年に入ってから誰もが実感している事実なのではないでしょうか?
 
現在生活に関わるあらゆるものが値上がりしており、毎月の支出は増加しています。
 
一方、それに伴って収入も増えているかというとそうではなく、収入はこれまでと変わっていません。つまり、これまでと同じ生活をしていては、手元に残るお金がどんどん減ってしまうということになります。
 

老後の資金不足

インフレリスクから目の前のことだけを考えれば、あまり貯金ができなくなってしまったと感じるだけかもしれません。
 
しかし、貯金をする目的を再度よく考えてみてください。一時期、老後2000万円問題が騒がれていましたが、老後に不足する分のお金は働いているうちに貯めておかないと、定年退職してからどうにかすることはできません。もちろん老後ローンなどはありませんし、手元にお金がなければ定年退職後も生きている間、ずっと働き続ける必要がでてきます。
 
そうならないためにも、老後に不足する分のお金は働いているうちに確保する必要があります。インフレで手元に残るお金が減ってしまうリスクがあるのであれば、最低でもインフレに対応するだけのお金を増やす工夫が必要なのではないでしょうか?
 

投資に目を向けてリスクを減らそう

お金は自分が労働しないと増えないと思っている人が多いですが、そんなことはありません。がんばって稼いだお金に、今度は働いてもらうという視点を持ちましょう。
 
投資はお金持ちしかできないものではありません。一度に大きな金額で投資しなくてもよいのです。毎月1000~1万円程度の少額から、コツコツ積み立てて投資していきましょう。
 
また、リスクは分散して減らすこともできます。毎月の積み立てで「時間を分散」して、日本と外国で「地域を分散」して、株や債券など「資産を分散」しましょう。1つにまとめるよりも、リスクは大きく軽減できます。
 
現在はNISAやつみたてNISA、iDeCoなどのお得な制度もあります。利益が出ても非課税となる枠になるので、有効に活用していきましょう。
 

まとめ

今回は投資をしないことによるリスクについて解説しました。
 
銀行預金の貯金だけではお金がまったく増えない一方で、インフレの加速による家計の支出は増え続けています。自分の資産を守るためには、どんな行動が適切なのかをもう一度よく考えてみましょう。
 

出典

全国労働組合総連合 実質賃金指数の推移の国際比較
参議院 低金利がもたらした家計から企業への所得移転
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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