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玄関が雪で覆われていて「遅刻」しました…天候のせいでも遅刻扱いになりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月8日 23時20分

玄関が雪で覆われていて「遅刻」しました…天候のせいでも遅刻扱いになりますか?

雪国や豪雪地帯では毎年当たり前のように大雪が降るため、天候を遅刻の原因にするのが難しいかもしれません。それでも、異常気象も増加しているこの時代に、日常の中で対応できることには限度があります。   本記事では、除雪作業が難航して遅刻してしまったなどの天候由来のトラブルが遅刻の原因として通用するのかについて解説します。

朝起きたら玄関が雪で覆われて出られない! 除雪作業は遅刻扱いになる?

雪国や豪雪地帯に住んでいる人は、日頃から早起きして通勤に備えている人も多いでしょう。
 
しかし、深夜に雪が降り続ければ玄関周りが雪に覆われてしまい、朝すぐに玄関から外に出られない状態になる可能性もあります。自力で除雪ができたとしても出勤時間に間に合わなくなることもありますし、自力での除雪が不可能で除雪車を待つことになれば、いつ家を出られるのか時間が読めない状態にもなるでしょう。
 
こんな天候由来の不可抗力の状況で遅刻しても、会社側からは遅刻扱いにされてしまうのでしょうか。
 

遅刻扱いになるかは就業規則次第!

結論から言えば、このような天候由来のトラブルが遅刻扱いになるかは、それぞれの会社の就業規則次第です。不可抗力での遅刻であったとしても遅刻は遅刻とみなす会社もあれば、通常の出勤と同様に扱ってくれる会社もあります。
 
大きく分ければ、会社ごとに次のいずれかの対応がされているでしょう。

・有給休暇(半休)を充てて対応する。
・遅刻として扱い、その分の賃金を差し引く。
・通常通りの出勤として扱う。

公共の交通機関を利用して出勤している場合は、バスや電車が遅れれば遅延証明書が発行されるため、それを提出することで遅刻扱いを免れることが可能な会社もあります。
 
ただし、これもそれぞれの会社次第であり、いくら遅延証明書があっても遅刻は遅刻とみなす厳しい会社もあるでしょう。社会人であれば前もって天気予報などを利用して、早めに出勤するなどの行動が求められるということです。
 
それに、交通の便が悪い土地柄であればほとんどの人がマイカー通勤ということも珍しくありません。その場合、遅延証明もできないため、特に就業規則に規定していない会社も多く、その都度状況を見て会社が判断することになります。
 

いつもは遅刻扱いされても、出勤とみなされる場合もある

いくら社会人として可能な限り対応していても、多くの社員がどうしても遅刻せざるを得ない状況もあるものです。マイカー通勤が主流の会社なら遅延証明をすることが不可能ですが、道路情報や事故情報などの交通情報を確認し照合することで、遅刻もやむを得ないと認めてもらうことができる場合もあります。
 
多くの社員が雪のためにどうしても時間通りに出勤できなかった、家の前の積雪がひどすぎて除雪が難航した、積雪が邪魔になって車が出せないため時間はかかるが徒歩で通勤したなど、さまざまな状況があるでしょう。
 
出勤が間に合わないと判断したら、なるべく早く会社に連絡をして事情を説明しておくなど適切な対応をしておくことで、会社側もその都度の判断で遅刻扱いにしなかったり、前日までに申し出が必要な有休を適用したりなどの対応をしてくれるかもしれません。
 
災害並みの大雪の場合、会社側が勤務時間を変更したり、休業したりするなどの対応を取ることもよくあることです。また、雪国や豪雪地帯の会社によっては、毎年積雪がひどい時期に限って1時間程度の遅刻は遅刻とみなさないと規定しているところもあります。
 

災害級の大雪でなければ、基本的には遅刻扱いになる可能性大! 早めの対応を心がけよう!

雪国や豪雪地帯では大雪に悩まされるのは毎年のことなので、基本的には早起きなどをして対処し、時間通りに出勤しなければ遅刻扱いになる可能性が大きいでしょう。
 
しかし、いくら雪に慣れているといってもいつそれが災害に変わるかはわかりません。遅刻扱いを避けようとするあまりに生命に危険が及ぶ行動をしていたのでは元も子もありません。天気が悪そうなときは早めの対応を心がけ、適切な行動を取るように心がけましょう。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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