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子どもにも金融教育が必要な時代! 何から学んでいけばよいのかFPが紹介

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月12日 10時30分

子どもにも金融教育が必要な時代! 何から学んでいけばよいのかFPが紹介

これまで日本では、子どもたちに金融教育をする機会がなかなかありませんでした。   しかしながら、2022年4月から高校の教育課程で必修化されるなど、金融教育が見直され始めました。 金融広報中央委員会が行った「金融リテラシー調査2022年」によると、金融教育を望む声が71.8%にのぼっています。   そこで、今回は子どもへの金融教育が必要となっている背景や、小学生や中学生、高校生、それぞれの過程において、どのような金融教育が必要となってくるのかを紹介します。

小学生で学んでほしいことは「お金の価値・大切さ」

まず、小学校ではどのようなお金の勉強が始まっているのでしょうか。文部科学省の「小学校学習指導要領(平成29年度告示)解説」によると、小学校の授業では以下の内容を学んでいます。

・買い物のしくみや消費者の役割が分かり、物や金銭の大切さと計画的な使い道について理解すること
 
・身近なものの選び方、買い方を理解し、購入するために必要な情報の収集・整理が適切にできること

小学校の授業では、お金の大切さや買い物といった基本を学び、中学高校での金融教育につながる第一歩として理解を深めているようです。
 
家庭のなかでは、お小遣い帳をつけさせたり、親と一緒に買い物に連れて行ったりすることで、日常生活のなかで自然と金銭感覚が磨かれるのでよい傾向と思われます。
 

中学・高校と進むなかで自分の人生とお金の関わりを学ぶ

中学校では、高校で学ぶ金融教育に備えて知識を深めていき、高校では、基礎的な金融経済のしくみまで踏み込んでいき、投資信託などの金融商品や資産形成の視点にも触れた授業が本格的にスタートしています。
 
文部科学省の「高等学校学習指導要領(平成30年告示)家庭編 解説」によると、高等学校の授業では以下のことを学んでいます。

・家計の構造や生活における経済と社会との関わり、家計管理について理解すること
 
・生涯を見通した生活における経済の管理や計画の重要性について、ライフステージや社会保障制度などと関連付けて考察すること

終身雇用制度を見直す企業が増え、「就職して定年まで勤め上げれば老後は不自由なく暮らせる」という時代ではなくなりました。しかも、日本では低金利が続いており、預貯金ではほとんど資産を成長させることができないので、資産形成を考えるなかで資産運用が欠かせない手段となっています。
 
「生きていくスキル」として、お金に対する正しい知識や判断力を身に付けていくことが不可欠になっているのです。
 

大人も子どもたちと一緒に、金融教育の学び直しをしよう

子どものころからのお金の勉強は、お金の流れや金銭感覚、金融知識を身に付けていくことで、健全なお金の使い方を身に付けて、大人になったとき社会で生きていくために学んでいくものです。
 
子どもへの金融教育は、学校だけではなく家庭でも経済や資産形成などについて教える必要があります。単なる勉強ではなく日常生活のなかでお金について考える機会を提供することを意識してみるとよいでしょう。
 
また、子どもの金融リテラシーを高めたければ、まずは親の金融リテラシーを高めていく必要もあります。親も一緒に学ぶことも効果的です。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 金融リテラシー調査2022年の結果
文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年度告示)家庭編
文部科学省 高等学校学習指導要領(平成30年告示)家庭編 解説
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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