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家族の生命保険の加入先が分からない方は必見! 生命保険契約照会制度の利用方法

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月14日 3時0分

家族の生命保険の加入先が分からない方は必見! 生命保険契約照会制度の利用方法

生命保険の加入先や契約内容について、さまざまな理由で契約者本人や家族で分からなくなり、保険金を請求できないケースがあります。そんなときに役に立つのが、生命保険契約照会制度です。   本記事では、生命保険契約制度の概要や利用手順、注意点を紹介します。

生命保険契約照会制度とは

生命保険契約制度とは、平時での死亡だけでなく、認知判断能力の低下、災害時の死亡もしくは行方不明によって、生命保険契約に関する手がかりを失い、保険金などの請求を行うことが困難な場合などにおいて、生命保険協会が生命保険契約の有無の照会を受け付けるものです。
 
契約者本人が生命保険契約を確認できない状態でも、家族が照会できるので、保険金の給付漏れを防ぐというメリットがあります。
 

利用前の準備と利用手順

制度利用前に、生命保険契約について以下のことを家族で調べましょう。
 

●生命保険証券を探す
●生命保険会社から定期的に送付される通知物を探す
●預金通帳の保険料の口座振替履歴などを確認

 
これらを確認した上で、制度を利用するかどうかを検討して下さい。続いて照会事由ごとに利用手順を紹介します。
 

平時・死亡

制度を利用できる方(照会者)は以下のとおりです。
 

●照会対象者の(生命保険契約者)法定相続人
●照会対象者の法定相続人の法定代理人または任意代理人
●照会対象者の遺言執行人

 
利用にあたって同意事項を確認・同意し、必要書類を集めます。照会者の本人確認書類や、法定相続一覧図、照会対象者の死亡診断書、印鑑証明書などです。
 
申し込みはオンラインまたは郵送で行い、料金は照会1件あたり税込み3000円です。
 

平時・認知判断能力の低下

照会対象者は以下のとおりです。
 

●照会対象者の法定代理人(成年後見制度を利用している場合)
●照会対象者の任意代理人(任意後見制度を利用している場合)
●照会対象者の任意代理人(上記以外)
●照会対象者の3親等以内の親族
●照会対象者の3親等以内の親族の任意代理人

 
利用にあたって同意事項を確認・同意し、必要書類を集めましょう。照会者の本人確認書類や代理人の確認書類、照会対象者の同意書(本人の同意が得られる場合)、生命保険協会指定の診断書、照会者と照会対象者の続き柄が証明できる住民票などです。
 
申し込みはオンラインまたは郵送で行い、料金は照会1件あたり税込み3000円です。
 

災害時・死亡もしくは行方不明

照会者は原則、照会対象者(被災された方)のご家族(配偶者、親、子、兄弟姉妹)です。利用規約を確認し、照会者から災害受付専用連絡先(生命保険相談所)に直接電話することで回答が得られます。利用料は発生しません。
 

注意点

照会にて知らされるのは生命保険契約の有無のみです。
 
契約の種類などの詳細や、保険金の請求代行は行っていないので、契約があった場合は各会社に直接問い合わせる必要があります。また、先ほど紹介した公的書類や、協会指定の診断書は自己負担です。
 

まとめ

生命保険契約照会制度を紹介しました。保険は契約内容次第で、家族関係に大きな影響を及ぼします。
 
どの生命保険会社に生命保険の契約があるのか分からないは、本制度の適時利用を検討するとよいでしょう。
 

出典

政府インターネットテレビ 新たな生命保険契約照会制度の概要

政府広報オンライン 家族の生命保険契約を一括照会! どこの会社に加入しているか調べられます

一般社団法人生命保険協会 生命保険契約照会制度のご案内
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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