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リースバックとリバースモゲージってどう違うの? それぞれのメリットと注意点は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月15日 2時0分

リースバックとリバースモゲージってどう違うの? それぞれのメリットと注意点は?

リースバックとリバースモーゲージは、どちらも自宅などの不動産を担保にして資金を調達する方法です。   しかし、両者はそれぞれ違いがあるため、よく考えずに利用すると後悔することになりかねません。それぞれの特徴を踏まえつつ、どちらが自分に合っているか検討するためにも両者の違いを知ることが大切です。   本記事では2つの違いやそれぞれのメリット・注意点について解説します。

リースバックについて知ろう

リースバックは、自宅を不動産会社などに売却することで資金を調達する方法です。
 
売却した自宅の名義は、不動産会社などの売却した業者に渡すことになりますが、売却と同時に賃貸契約を結ぶことで、毎月の家賃を支払いながらその家に住み続けられます。
 
そのため、自宅を売却してもその家から出ていく必要のない点が、リースバックの特徴といえるでしょう。この方法の場合、資金は一括受け取りとなります。
 
リースバックを利用するメリットとしては、上記の通り、自宅を売却しても家賃を払えばそこに住み続けられる点をはじめ、利用条件の制限が少ない点が挙げられるでしょう。
 
リースバックの対象となる物件は一戸建てのみならず、マンションや事務所、店舗なども含まれています。また、物件を売却することで得た資金の使途に制限はありません。
 
そのほか、上限年齢や収入に制限が設けられていない点や、配偶者以外の家族との同居も可能である点などもメリットとして挙げられます。
 
一方、注意点としては、売却後に住み続ける場合は毎月の家賃を支払わなくてはいけない点があるでしょう。家賃の金額はいくらで売却したのかによって変わるため、高く売れた場合は家賃も高くなる点に注意が必要です。
 
また、住宅ローンの残金が多く残っている場合、売却しても受け取れる資金が少なくなってしまう点にも留意しましょう。
 

リバースモーゲージについて知ろう

リバースモーゲージは、自宅を担保にして金融機関から資金を調達する方法です。受け取れる資金は金融機関から借りるものであり、生存中は利息分のみを支払い、契約者が死亡、もしくは契約期間が満了になった段階で、自宅を売却して元金を一括返済しなくてはいけません。
 
この方法を利用する場合、自宅の名義は自分のままです。資金の受け取り方法は、以下の3つから選べます。
 

●毎年一定金額を受け取る方法
●まとまった金額を一度に受け取る方法
●限度額内で随時受け取る方法

 
リバースモーゲージを利用するメリットとしては、毎月の家賃の支払いをしなくても自宅に住み続けられる点が挙げられるでしょう。
 
しかし、対象となる物件は一戸建てがほとんどと、制限があることに注意が必要です。なお、マンションは対象外となるケースが多いため注意が必要です。
 
さらに、上限年齢や収入に加え、資金の使途にも制限が設けられている点も特筆すべきでしょう。同居も基本的には配偶者のみとなっています。
 
これらのほかにも、借入額が融資限度額を上回ると追加融資を受けられなくなる可能性がある点や、担保割れが起こると、契約期間内であっても自宅を売却しなければならない場合がある点が注意点といえるでしょう。
 

自分に合った方法で資金調達をしよう

リースバックとリバースモーゲージは、自宅を売却して資金を調達するか、自宅を担保にして資金を調達するかの違いがあります。ほかにも、対象物件や資金使途に加え、年齢や収入などに制限が設けられているかどうかといった違いもあるでしょう。
 
それぞれメリットや注意点があるため、利用する際は本記事で紹介したポイントを参考にしつつ、どちらが自分に合っているかを検討することが大切です。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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