【甘い誘惑】マッチングアプリでの出会いが国際ロマンス詐欺に発展…。投資話を持ちかけられたらどうしたらいい?
ファイナンシャルフィールド / 2023年1月20日 12時10分
マッチングアプリの利用に抵抗感を抱かず、むしろ積極的に恋人探しや婚活に活用する人が増えてきました。 同時に増加しているのが「ロマンス詐欺」です。そのなかでも、とりわけ地位の高い外国人を名乗り、やりとりをする相手からお金をだまし取る手法が横行しています。 本記事では、この詐欺手法の概要と、そのような自称外国人に投資話を持ちかけられたときの対処法を解説します。
国際ロマンス詐欺とは
外国人の経営者やVIPを自称し、マッチングアプリで知り合った人をだます手法が「国際ロマンス詐欺」です。名乗る職業は弁護士であったり投資家であったりと多岐にわたります。いずれも高収入を連想させる職業である点が特徴です。
マッチングアプリで知り合った際は、至って普通の会話からやり取りが始まります。詐欺師は、相手が自分に好意を持っていると感じた時点で、投資話などを持ちかけるケースが一般的です。もちろん、マッチングアプリに登録しているプロフィルは写真も含めて偽物が多く、そもそも日本人が外国人と偽って詐欺行為を働いているケースも少なくありません。
なぜだまされてしまう?
マッチングアプリでお金持ちの外国人と知り合い、そこから国際ロマンス詐欺へと発展すると聞いても、多くの人は不思議に思うでしょう。しかし、詐欺被害というのは、いざ当事者となるとなかなか見抜けないものでもあります。
マッチングアプリで出会って恋愛に発展した、あるいは結婚したという話を見聞きする人も増えています。恋愛や結婚への焦りがあれば、なおさら「自分もやっと恋愛や結婚ができる」と、出会った相手に好意を抱いてしまうのも仕方がありません。
また、詐欺師は信用を得るために、自分のものだと偽り豪華な部屋や高級車などの写真を見せることも多々あります。さらに、だます相手に前もってお金やプレゼントを渡すケースもあるでしょう。
まずは簡単かつ少額の投資話を持ちかけ、出資してくれれば運用利益や配当を渡し、さらに信用度を高める詐欺師も少なくありません。このケースでも、もちろん運用利益や配当というのは偽りです。しかし、実際に利益が出ていると勘違いした人は、より多くのお金をもうけようと多額の投資をしてしまいます。
最初は利益が出ていたので、しばらくお金が振り込まれなくても、すぐに詐欺だとは気づかないケースが一般的です。不安になりお金を返してほしいと訴えても「保証金を支払わなければ返せない」と言われ、もしそこで支払ってしまったら万事休す。詐欺だと気づいたときにはすでに遅く、そのまま音信不通となり、投資したお金も返ってこないといった結末を迎えてしまいます。
投資話を持ちかけられたときの対処法
マッチングアプリで出会った外国人に投資話を持ちかけられたら、まずは「詐欺かもしれない」と思うようにしましょう。いったん冷静になるだけでも、結果が変わることがあります。相手へ強い好意を抱いていたとしても、詐欺を疑う意識が大切です。
そして、お金は払えないことをしっかりと伝えます。もし自分だけで判断できない場合は、第三者へと相談する必要があります。各自治体の「消費生活センター」へと相談すれば被害を未然に防ぐことができ、同時に国際ロマンス詐欺であると理解できるでしょう。
マッチングアプリで知り合った相手にお金を渡すのは厳禁
マッチングアプリでの出会いから発展しやすい「国際ロマンス詐欺」。知り合った富裕層や見た目のよい自称外国人が投資話を持ちかけ、お金をだまし取る詐欺手法です。
会ったこともない人にお金を渡すのは避けなければいけません。プレゼントや少額の利益で信用させる手口を用いてきますが、それも詐欺行為の一環です。不安な場合や判断が難しい場合は、各自治体の消費生活センターへと相談しましょう。
出典
独立行政法人 国民生活センター ロマンス投資詐欺が増加しています!-その出会い、仕組まれていませんか?-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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