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国債、県債、市債ってあるけど、そもそも債券や債券投資ってなに? 債権との違いとは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月22日 7時20分

国債、県債、市債ってあるけど、そもそも債券や債券投資ってなに? 債権との違いとは?

国債や県債、市債、社債という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? これらは国や地方自治体、会社などが資金を集めるために発行する有価証券です。これらの債券を保有して財産的権利を持つことを債権といいます。   今回は、債券と債権の違いや債券と株式の違い、債券投資のメリットとデメリットなどについて詳しく解説します。

債券と債権の違い

債券は国や地方自治体、会社などが資金を調達するために発行する有価証券です。国が発行した債券は国債、市が発行した債券は市債、会社が発行した債券は社債と呼びます。こうした債券は債券市場を通じて取引されます。
 
会社が発行する有価証券というと、株式を思い出す人も多いかもしれません。社債が会社の借金であるのに対し、株式は会社の資本という違いがあります。
 
社債を購入した場合、投資家は満期まで定期的に利息を受け取ることができます。株式を購入した場合、投資家は企業の経営状態に応じて配当金や売却益を受け取ることができます。
 
債権は法律上における財産権のひとつで、債務を弁済してもらえる権利のことです。そのため、債券を購入した投資家は債権者となります。一方、債券を発行した国や地方自治体、会社は債務者となります。
 

債券投資とはどのようなもの?

それでは、債券投資とは一体どのようなものでしょうか?
 
債券を購入すると、投資家は購入した債券の償還期限まで定期的に利息を受け取ることができます。そうして満期償還時になると、購入した額面金額が戻ってきます。前述したように、債券とは国や地方自治体、会社の借金だからです。債務者である債券の発行者がなくならない限り、元本が保証されているのです。
 
債券発行者の信頼度が高ければ、リスクの低い投資だといえるでしょう。また、満期償還前に債券を売却して換金することもできます。
 
ただし、債券投資にもデメリットがあります。
 
まず挙げられるのは、債券の価格は金利の動向や社会情勢に応じて変動するということです。そのため、償還期限の途中で売却した場合には、購入したときよりも値段が下がっていて損失になる可能性があります。
 
また、いくら債券の発行者には借金である債務を返済する義務があるといっても、発行者の財務状況によってはそれができないことがあります。場合によっては、元本や利子の支払いが不能になるというリスクもあることを忘れてはなりません。
 
最後に、債券投資は株式投資と比べてリターンが小さいことが挙げられます。
 
債券投資によって得られる利益は利息のみです。株式のように価格が大きく変動することはないので、キャピタルゲインを狙うことはできません。
 
債券の金利も非常に低く、0%台であることが多いです。債券投資はリスクが少ない分、リターンも少ないのです。
 

債券投資を始める際にはあらかじめメリットとデメリットについて把握しておこう!

債券投資は株式投資と比べるとリスクの低い投資方法だといえます。その一方、得られるリターンも多くはありません。債券投資を始める際にはこうしたメリットとデメリットについてよく検討しておくことが大切です。
 
また、リスクが少ないとはいえ、決して元本割れのリスクがないわけではありません。どのような場合に自身の資産が目減りしてしまうのか、しっかり把握しておきましょう。
 

出典

一般社団法人全国銀行協会 株式、債券について知りたい!
財務省 個人向け国債 商品概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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