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「老後のお墓」について考えたことある? 最近では「一般墓」より「樹木葬」が人気?

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月24日 9時30分

「老後のお墓」について考えたことある? 最近では「一般墓」より「樹木葬」が人気?

少子化が進む昨今、お墓の世話をする人がいなくなったらどうするのか、墓じまいをするかどうか、といった問題が生じています。 全国石製品協同組合が実施した「老後のお墓についての心配事」についてのアンケート調査を参考に、いずれかかわってくるお墓のことについて考えてみたいと思います。

お墓がある人は「お墓の維持」、お墓がない人は「お墓の準備」が心配


 
この調査によると、老後のお墓については、お墓を所有している人は「お墓を維持すること」が心配だという人が42.8%で最も多く、次いで「お墓についての心配事はない」(29.4%)、 「お墓をしまう事」(22.7%) が続きました。お墓を所有していない人のうち63.4%が「お墓についての心配事はない」と答え、「お墓を準備すること」と回答した人は36.6%でした。
 
お墓を所有している人のうち、お墓を継承する人がいる場合は、「お墓についての心配事はない」が47.4%で最も多く、次いで「お墓を維持すること」が40.8%となりました。
 
一方、お墓を継承する人がいない場合、「お墓を維持すること」「お墓をしまうこと」が同率の38.1%となっており、「お墓についての心配事はない」は17.7%にとどまりました。継承者がいないため、今後のお墓の維持ができるかどうか、場合によっては墓じまいも考えているようです。
 

近年では、一般墓より樹木葬が人気

それでは、お墓を持っていない場合、どんなお墓を購入すればいいのでしょう。また、予算はいくらくらいなのでしょうか。
 
お墓の情報サイト「いいお墓」が実施した「第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)」によると、購入したお墓の種類は、墓地の区画に墓石を設置する「一般墓」が25.8%で、2018年調査の46.7%から20.9ポイント減、「樹木葬」が41.5%で16.6ポイント増となりました。なんと、一般的なお墓より樹木葬が人気のようです。
 
一般墓は永代にわたって管理することを前提としているため、購入頻度は数世代に1度であることが多いです。そのため、一般墓の新規購入の機会が少なくなっているようです。
 
樹木葬は、跡継ぎがいなくても寺院や霊園がお墓の管理をしてくれるため、生涯未婚率が高くなり、少子化が進む日本ではニーズが高くなっていると思われます。
 

お墓の平均価格は、一般墓が158万7000円、樹木葬が69万6000円、納骨堂が83万6000円

次にお墓の価格について見ていきましょう。一般墓の平均購入価格は158万7000円で、2年連続で下落しています。
 
樹木葬の平均購入価格は69万6000円でした。樹木葬はプレート状の墓石を使用することもありますが、一般墓より墓石の量が少ないため墓石代をおさえることができます。
 
納骨堂の平均購入価格は83万6000円で、おひとりさまが終活として自分のための納骨堂を生前に購入することが増えているとのことです。
 
管理費については一般墓の7907円、樹木葬の6027円、納骨堂の1万1893円が1年間の平均価格となっています。樹木葬では79.1%が「年間管理費はかからない」と回答しており、子どもがいない等、お墓の世話をする人がいない人には樹木葬が適しているのではないでしょうか。
 
お墓について考えることはあまりないかもしれませんが、いつか必ず人はお墓に入ります。もし、お墓があるものの、継承者がいない場合は、今後お墓をどうしていくのか、お墓がない場合は自分が亡くなった時のお墓は用意しておくのか、考えておかなければなりませんね。
 

出典

全国石製品協同組合 「老後のお墓についての心配事」についてのアンケート調査(PR TIMES) 
株式会社鎌倉新書「いいお墓」 第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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