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クレジットカードのフィッシング詐欺が急増! 被害の現状と対策を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月25日 1時40分

クレジットカードのフィッシング詐欺が急増! 被害の現状と対策を解説

クレジットカードトラブルの代表例として、フィッシング詐欺が急増しています。   本記事では、最初にフィッシング詐欺の概要や、被害が多くなった背景を解説した後、フィッシング詐欺の対策をいくつか説明します。最後に、万が一被害に遭ってしまった際の相談先も紹介するので参考にしてください。

フィッシング詐欺の概要と背景

フィッシング詐欺とは、実在する組織をかたり、送信元を偽って電子メールを送信したり、偽の電子メールから偽のホームページにアクセスさせたりなどの方法によって、重要な個人情報を搾取する行為をいいます。個人情報にはクレジットカード番号、ユーザーID、パスワード、アカウントID、ATMの暗証番号などが含まれます。
 
フィッシング詐欺の被害が増えている背景として、クレジットカード番号の入力が必要なEC決済サービスの伸張や、キャッシュレス決済の普及が挙げられます。経済産業省のデータによると、EC市場規模は2013年の11兆1660億円から、2021年は19兆2779億円と伸びており、キャッシュレス決済は2010年の13.2%から、2021年は32.5%に伸びています。
 
そのような背景もあり、2021年の国内発行クレジットカードにおける年間不正利用被害額は330億円、番号盗用被害額94%と、両者共に過去最高の数値となっています。
 

フィッシング詐欺の対策

フィッシング詐欺に遭わないための対策は、次の4つです。

・個人情報の入力を促すメールに注意する
・メール内のURLが正しいかどうかを確認する
・ユーザーID、パスワードの使い回しを避ける
・メール内のリンクからサイトにアクセスしない

まずは個人情報の入力を促すメールに気を付けましょう。クレジットカード会社などは、メールでアカウント情報、カード番号、暗証番号などを問い合わせることはありません。
 
次に、メール内のURLをクリックせず、企業の公式サイトのURLと比較して、正しいかどうかを確認してください。ただしスマートフォンの場合、URLが全て表示されないケースがあるので注意が必要です。
 
また、同じユーザーIDやパスワードなどを使用している場合、フィッシング詐欺に遭うと被害が拡大するリスクがあるため、普段から使い回しは避けましょう。
 
最後に、メールやSMS内のリンクからアクセスせず、公式アプリやブラウザのブックマークからアクセスすることが大切です。「メール内のURLは不用意に開かない」と心がけるだけでも、フィッシング詐欺に遭う確率を下げることができます。
 

被害に遭ってしまった際の相談先

万が一、フィッシング詐欺の被害に遭ってしまった場合は、適切な窓口に相談しましょう。(一社)日本クレジット協会が公開している相談先は以下です。

・契約しているクレジットカード会社や銀行
・フィッシング対策協議会
・消費者ホットライン
・警察相談電話
・利用中のショッピングサイトやプロバイダーのサポート窓口
・各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口

 

まとめ

今回はフィッシング詐欺の概要と背景、被害に遭わないための対策、相談窓口について紹介しました。
 
フィッシング詐欺は年々巧みになっていますので、「自分も被害に遭うかもしれない」という意識を忘れず、細心の注意を払うことが重要といえるでしょう。
 

出典

総務省 国民のための情報セキュリティサイト フィッシング詐欺に注意
経済産業省 クレジットカードシステムのセキュリティ対策の更なる強化に向けた方向性(クレジット・セキュリティ対策ビジョン2025)
一般社団法人日本クレジット協会 フィッシング詐欺被害に遭わないための注意事項
フィッシング対策協議会 フィッシングとは
消費者庁 消費者ホットライン
政府広報オンライン 警察に対する相談は警察相談専用電話「#9110」番へ
警視庁 サイバー犯罪対策プロジェクトフィッシング110番
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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