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「養老保険」って何? メリットやデメリット、注意点を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月28日 23時10分

「養老保険」って何? メリットやデメリット、注意点を解説

生命保険の中でも貯蓄性が高い「養老保険」。終身保険や定期保険ほどメジャーな保険ではないため、「どのような保険か分からない」と疑問を持っている人もいるでしょう。   本記事では養老保険について知りたい人のために、その概要とメリット・デメリットを紹介します。生命保険の加入や見直しを検討している人は、参考にしてみてください。

養老保険とはどんな保険?ほかの生命保険との違い

養老保険とは、保険期間中に死亡したときには死亡保険金が、満期時に生存していたときには満期保険金が受け取れる保険です。なお、死亡保険金と満期保険金は同額が受け取れます。
 
保障期間には限りがあり、20年間や60歳までなど、契約時に決めた年数や満期時の年齢まで保障が続きます。途中で解約する場合、それまでに支払った保険料に応じた解約返戻金が支払われます。
 
死亡保障のある生命保険というと、終身保険や定期保険をイメージする人も多いかと思います。
 
養老保険は、貯蓄のある定期保険と覚えておくと分かりやすいでしょう。養老保険と、終身保険・定期保険の違いは図表1のとおりです。
 
【図表1】生命保険(死亡保障)の比較
 

生命保険の種類 保障期間
(保険期間)
解約返戻金

満期保険金
終身保険 生きている限り あり なし
定期保険 満期まで なし なし
養老保険 満期まで あり あり

 
※一般的な商品の特徴です。
 

メリット:万が一に備えながら貯蓄もできる

養老保険は万が一に備えながら、貯蓄もしたい人に向いている保険です。
 
1つの商品で死亡保障と貯蓄の機能を兼ね備えているので、管理しやすいといったメリットもあります。保険料は銀行口座やクレジットカードから自動的に支払われるため、コツコツと貯蓄するのが苦手な人でも安心です。
 
また、途中で解約しても解約返戻金が支払われるため、それまでに支払った保険料がムダになることはありません。
 

デメリット:保険料が割高、元本割れの可能性も

養老保険は一般的に、ほかの生命保険と比べて保険料が割高になってしまうというデメリットがあります。定期保険や終身保険より貯蓄性が高いため、その分保険料も高くなってしまうのです。
 
途中で解約した場合、解約返戻金はそれまでに支払った保険料の総額より下回ることが多い点も注意しましょう。保険料の支払いが苦しくて途中で解約してしまうと、元本割れのリスクがあるため、余裕をもって支払える金額で契約することをおすすめします。
 
また、現在は高い利回りは期待できない点も気をつけたいポイントです。
 
一般的な生命保険は契約時に予定利率が決まっており、それに応じて死亡保険金や満期保険金が支払われます。満期保険金を受け取る場合、低金利の現在では、積み立てた保険金に対して大きく増えない商品がほとんどです。
 
保険料を抑えたい人や、積み立てにより一定の利益を狙いたい人は、死亡保障と貯蓄(資産運用)を別の商品で行うのも一案です。死亡保障は定期保険や終身保険で備えて、積み立ては投資信託などの運用商品で別途行うという方法も検討しましょう。
 

まとめ

養老保険は、万が一に備えつつ貯蓄もできる保険。1つの保険で死亡保障と貯蓄を管理できるというメリットがありますが、一般的に保険料は割高です。途中で解約すると元本割れする可能性があるため、無理なく支払える金額で契約することが大切です。
 
生命保険選びの際は、定期保険や終身保険など、ほかの種類の生命保険も比較検討することをおすすめします。それぞれの特徴をふまえて、ご自身に合った保険を選びましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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