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「持ち家は消費と考えると楽になる」。25歳で注文住宅を購入した男性が考えるお金と自己満足

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月28日 1時20分

「持ち家は消費と考えると楽になる」。25歳で注文住宅を購入した男性が考えるお金と自己満足

住まいの話題において「持ち家と貸家はどちらがよいか」は、よく論争となるテーマではないだろうか。住宅ローンも家賃も大きな金額になるため、どちらも一長一短だが失敗は避けたいもの。   25歳のときに3500万円の注文住宅を購入した33歳のAさんは、この論争でどちらを選ぶか悩んでいたが「持ち家と貸家ではそもそも根本が違う」と判断し、購入に踏み切ったという。

持ち家と貸家のそれぞれ優れている点を考える

持ち家にも貸家にも、それぞれメリットとデメリットがあるため一概にどちらが優れているとはいいきれないのは、以下の点からだ。

■持ち家

・住宅ローンの完済後は住居費用(家賃)がかからない
・土地や建物が資産になる
・貸家のようにライフスタイルや仕事上の転勤など、環境の変化によって引っ越しができない

■賃貸

・居住している以上は家賃を払い続ける必要がある
・住宅ローンなどの返済はないが資産にならない
・ライフスタイルや仕事上の転勤など、環境の変化によって引っ越しできる

このように「コストだけでなく将来や老後の暮らし方など、ライフスタイルによって持ち家か貸家を選ぶべきです」とAさんは言う。
 

貸家ではなく持ち家を選んだ理由

「私は地場密着の卸売業者に勤めていて、転勤の可能性がゼロなのが持ち家を選んだ大きな要素です。また、高校時代から交際していた彼女と結婚して子どもが生まれる予定もあったため、早いうちにマイホームを建てる決断をしました」
 
Aさんのようにライフスタイルの変化はあるものの、将来的に引っ越しをする可能性が低かったため、持ち家という選択ができたのではないだろうか。一方で、Aさんのように決断しやすい環境に身を置いてない人でも、判断軸をもてる術があるのではないかとAさんは言う。
 

家は資産でも浪費でもない、「消費」と割り切ること

「実はライフスタイル以外にも判断する軸をもっていたので、持ち家の選択ができました。それは、消費と浪費の切り分けです」
 
一般的に「浪費」とは旅行や外食など、生活するうえで必ずしも必要でないことであり、「消費」とは食費や光熱費、住宅など生活するために必要不可欠な出費のことを指す。
 
生活するために必要不可欠な消費のなかには、住宅も含まれている一方で「持ち家は浪費」だと言われることもある。しかし、Aさんいわく持ち家は「消費」にも「浪費」にもなると言う。
 
「住宅は消費と考えて注文住宅にすることで貸家では実現できない、自分好みの快適な空間を作ることができます。それは浪費でしょうか? 私は消費と考えます」と、Aさんは消費と浪費を割り切り、自分への投資を消費と位置づけることで持ち家をという選択をすることができたのだと言う。
 
また、資産価値でいえば住宅ローンを抱える持ち家は負債であるが「自分がどんな人生を送りたいか」を考えたときも、持ち家は消費であると割り切ることで持ち家を「資産価値」とは別軸に置けるため、持ち家・貸家論争にも終止符が打てるのではないか。
 

考え方ひとつで悩みは解消する

持ち家と貸家の論争は永遠のテーマであるだろう。Aさんのような論争に巻き込まれずに自身の価値観をもち、消費と浪費を割り切って整理することで満足のいく後悔しない決断ができるのではないだろうか。
 
「快適で安らげる空間は必要不可欠ですよ」と話すAさんは現在、休日にはガーデニングや陽だまりのなかで本を読んでリラックスできる環境に満足しているようだ。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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