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「トイレタンクにペットボトル」って結局節約になるの? 故障の原因にもなるって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月29日 2時20分

「トイレタンクにペットボトル」って結局節約になるの? 故障の原因にもなるって本当?

トイレの節水方法として、トイレタンクにペットボトルを入れる方法が知られています。ペットボトルを入れるだけならコストもかからないため、節水効果があるなら試したいと思っている人もいるのではないでしょうか。   そこで今回は、トイレタンクにペットボトルを入れるといくらくらい節約になるのか、何かデメリットはないのかを解説していきます。

トイレタンクにペットボトルを入れると節水効果がある

トイレタンクにペットボトルを入れると、節水効果が期待できます。トイレタンクにペットボトルを入れておけば、1度に使用する洗浄水が減るからです。例えば、トイレタンクの中に1リットルのペットボトルを入れておけば、トイレタンクに給水される洗浄水が毎回1リットル分節水できます。今回は、トイレタンクに1リットルのペットボトルを入れた場合、どれくらいの節水効果があるのかを試算してみましょう。仮に2人暮らしで1人1日8回トイレに行く場合、1日で16リットルの水を節水できます。
 
これを1年間続けた場合は、16リットル×365日=5840リットル(約5.8立方メートル)の節水効果です。東京都の例を見ると、1年間で約945円の節約となります(呼び径20mm、月額使用料21立方メートル~30立方メートルで計算)。
 

トイレタンクにペットボトルを入れると故障の原因になる

トイレタンクにペットボトルを入れれば、多少の節水効果はあります。ただし、洗浄水が少なくなるため、排せつ物がしっかり流れない可能性があります。紙詰まりなどリスクも高まるため注意が必要です。トイレ詰まりが発生した場合、業者に依頼すると安くても8000円程度の料金がかかります。トイレタンクにペットボトルを入れる節水効果が年に約945円程度なので、トイレが詰まったら節約どころではありません。
 
また、トイレタンクに内には、ボールタップやゴムフロートなどさまざまな部品が設置されています。ペットボトルが部品にぶつかると不具合が起こり、最悪の場合はトイレが故障するケースもあります。トイレが故障した場合、トイレ詰まり以上の費用がかかるため、トイレタンクにペットボトルを入れる節水方法はおすすめできません。
 

安全にトイレの節水をする方法

安全にトイレの節水をしたい場合は、洗浄レバーの大と小をこまめに使い分けるのが効果的です。毎回大を使っている人もいるのではないでしょうか。小よりも大のほうが多くの水が流れるため、正しく使い分けると節水効果が期待できます。古いトイレを使っている場合は、最新のトイレに買い替えると節約になる可能性があります。1990年代のトイレは1回の洗浄水量が13リットル前後でしたが、現在は4.8リットル~8リットル程度で済むトイレが主流となっているからです。最新型トイレの洗浄水量は4.8リットル前後のものが目立ちます。
 

トイレタンクにペットボトルを入れる節水方法はおすすめできない

トイレタンクにペットボトルを入れれば多少の節水効果はあります。ただし、2人暮らしで年間約1000円程度と節水効果は限定的です。トイレ詰まりや故障のリスクもあるため、トイレタンクにペットボトルを入れる節水方法はおすすめできません。トイレの節水をするなら、大と小のレバーを正しく使い分ける、最新の機種に買い替えるなどの方法を検討してみてください。
 

出典

東京都水道局 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)
TOTO株式会社 ピュアレストEX | トイレ | 商品情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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