為替レートは「1ドル120円」が妥当? 現役投資家が注目するのは「ポイント投資」
ファイナンシャルフィールド / 2023年1月30日 13時10分
![為替レートは「1ドル120円」が妥当? 現役投資家が注目するのは「ポイント投資」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_183537_0-small.jpg)
年が明けたと思ったのもつかの間、早くも1ヶ月がたとうとしています。「なんだかんだで今年の目標をまだ立てていない」「今年こそ投資を始めようと思っているのに、まだなにも手を付けていない」と焦る人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、現役投資家の動向をチェックしてみましょう。すでに投資を始めている人も、これから始めたいと思っている人も、現役投資家が注目するサービスや投資する金融資産を参考に動いてみるのもよさそうですよ。
今年投資を始めるならコレ! 現役投資家が投資する金融資産ランキング
スパークス・アセット・マネジメント株式会社が発表した、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2022」をひもといてみます。この調査は、全国の20歳~79歳の投資経験者(有効サンプル数:1000)を対象に行われたもの。
このうち、現在進行系で投資をしている人はおよそ82%でした。現役投資家たちに人気の金融資産ランキングを見てみましょう。
1位:投資信託(REIT以外) 60.2%
2位:日本株式 56.8%
3位:外国株式 19.3%
4位:外貨(FXを含む) 13.1%
5位:仮想通貨 12.5%
上位はこのような結果に。投資信託と日本株式が群を抜いて高い割合になっています。もしこれから投資を始めるとすれば、この2つを試してみるのが手堅いのかもしれません。
ちなみに、2021年の調査結果では投資信託が56.3%、日本株式が66.2%でした。世界情勢の変化など含むさまざまな要因で2022年は順位が逆転したようですね。今年も市場には多くの変化が現れそうです。今後の動向にも注目したいところ。
次々現れる投資サービス。現役投資家が注目するのは「ポイント投資」
![](https://financial-field.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/GCP_202301_30.jpg)
最近では、スマホのアプリで簡単に投資できるサービスも増えています。わざわざ専門家にアドバイスを求める必要がなく、AIが代行してくれるというものも。
現役投資家が実際に利用している投資サービスをチェックしてみましょう。
1位:ポイント投資 48.1%
2位:ロボアドバイザー投資 10.3%
3位:おつり投資 8.4%
4位:テーマ型投資 8.3%
5位:ソーシャルレンディング投資 3.9%
ほぼ半数の現役投資家が利用しているのが、ポイント投資でした。ポイント投資とは、買い物などで貯まった各種ポイントを使って投資できるというサービス。対応しているポイントは限られますが、現金ではなくポイントで投資できるという手軽感が魅力ですね。
さらに10人に1人が利用しているのが、ロボアドバイザー投資。これはAIが資産運用を代行してくれるというもの。コツコツゆっくり稼ぎたいけれど知識に自信がないという人は、AIが心強い味方になってくれそうです。
買い物のおつりを自動で積立投資できるおつり投資、好きなテーマを選べば最適な銘柄が自動で選択できるテーマ型投資、企業と投資家をマッチングしてくれるソーシャルレンディング投資などは、まだまだ手を出している人が少ない印象。これからどのように伸びていくかも気になりますね。
初心者の方は、手持ちのポイントで気軽にチャレンジできるポイント投資がよさそうです。
円安から脱却の兆しも! 投資家が適正だと思うレートは1ドル120円
2022年は円安がニュースになる年でした。今年は円安脱却の予兆がある、円高への転換もあるといった、さまざまな議論がなされています。
実際のところ、現役の投資家が適正だと思う為替レートはどれくらいなのでしょうか。
1位:120円 261名
2位:100円 177名
3位:110円 174名
4位:130円 71名
5位:115円 57名
1位は120円でした。多くの人が100~120円あたりを適正と考えていることがわかります。
具体的には「安すぎず高すぎず」(120円)、「輸出入のバランスがとれる」(110円)、「このレートのときに経済が上向きだった」(100円)といったコメントが。
いったい今年は投資するにあたってどのような年になるのでしょうか。日々しっかり情報を集めつつ、コツコツ貯めていきたいものですね。
出典
スパークス・アセット・マネジメント株式会社 日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2022
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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