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レンタカーの「禁煙車」で喫煙して「賠償金」の支払いを求められています…少しだけだったのですが、本当に支払わなきゃいけませんか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年1月31日 23時30分

レンタカーの「禁煙車」で喫煙して「賠償金」の支払いを求められています…少しだけだったのですが、本当に支払わなきゃいけませんか?

レンタカーは、自分で車を所有していないときも気軽に利用できる便利なサービスです。さまざまな車種を揃えているところも多いため、荷物を運ぶ際のトラックや旅行時に大人数で乗れる車を借りる人もいるでしょう。しかし、利用するにはレンタカー会社が用意している規約を遵守する必要があります。   今回は、禁煙車を借りた場合を例に、賠償金の支払いを求められたときの適切な対処や考え方について解説していきます。

レンタカーを借りたときに損害賠償請求されるケース

ほとんどのレンタカー会社では、利用にあたっての注意事項や損害賠償の内容を事前に提示しています。レンタカーはインターネットから予約をするケースが多いですが、予約サイトにも貸渡約款を掲載しているのが一般的です。予約する時点でどのようなときに損害賠償を負うのか把握できるようになっていますし、通常は店頭で貸渡契約を締結する際に説明を受けることになります。
 
細かい表現はレンタカー会社ごとで異なりますが、多くは「借受人もしくは運転者がレンタカーに損害を与えた場合、その損害を賠償する」と明記されています。損害の内容としては盗難や事故、破損の他、汚損や臭気などが含まれ、それによってレンタカーが利用できない間の営業補償も負わなければなりません。
 
禁煙車なのに喫煙した場合は臭気に該当します。レンタカーは、借りた時点で貸渡契約事項に同意していることになり、禁煙車を借りているのに車内で喫煙することは契約違反とみなされます。そのため、損害賠償請求をされたときは支払うのが原則です。
 
そもそも禁煙車を借りる人は、タバコを吸わないことが前提になっています。しかし、タバコの臭いがついてしまえば、消すまでの間は貸し出しができません。賠償金を請求されるのは、その間の営業補償が発生するためです。
 

禁煙車で喫煙し、賠償請求されたときの対処

禁煙車で喫煙したために損害賠償請求をされたときは、素直に支払うしかありません。もしも、請求を受けたにもかかわらず放置を続ければ、最終的には裁判所を通じて支払命令が出されるでしょう。そのために、貸渡約款には紛争が生じたときの裁判所も明記されています。
 
それ以前に内容証明郵便などで督促される可能性は高いですが、いずれにしても放置するのは間違った判断です。悪質とみなされた場合は利息分も乗せられる可能性が出てきますし、その後のレンタカー会社の利用も難しくなります。
 
ただし、請求金額に疑問や不服がある場合は、その旨レンタカー会社に問い合わせる必要があります。喫煙したという事実があっても、必ずしも請求金額が適性であるとはいえないためです。中には、法外な請求をしてくる業者がいないとも限りません。
 
請求を受けたときは、必ず金額が適切なものであるかどうか確認しましょう。タバコの臭いを取るためのクリーニング費用、営業できない間の休業補償など請求書の内訳をチェックするのです。そのうえで、内容が妥当であれば支払いに応じることが賢明な判断といえます。
 

レンタカーの使用で損害賠償請求をされたときは冷静で適切な対処を


 
禁煙車で喫煙をするなど、レンタカー会社の貸渡約款に違反する行為をした場合は、先方から損害賠償請求をされても仕方ありません。請求を受けたときは速やかに支払いましょう。
 
ただし、請求内容が適切なものかどうかをまず冷静に判断する必要があります。自分の不手際を認める姿勢も大切ですが、不明な点があったときや提示された金額に納得がいかないときは、レンタカー会社に説明を求めるなどきちんと確認を行うことも重要です。
 

出典

ニコニコレンタカー 貸渡約款
オリックスレンタカー 貸渡約款
トヨタレンタカー 貸渡約款を見る
ニッポンレンタカー 貸渡約款
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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