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【知らなきゃ損!】「今すぐ10万円が必要…」そんなときに無審査で融資可能な「契約者貸付制度」について解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月6日 10時20分

【知らなきゃ損!】「今すぐ10万円が必要…」そんなときに無審査で融資可能な「契約者貸付制度」について解説

急に10万円が必要になったけど手持ちがない。かといって消費者金融を利用するのはちょっと……というケースで役に立つのが「契約者貸付制度」です。契約者貸付制度は、生命保険などの「解約返戻金(へんれいきん)」がある保険を契約していれば利用できるため、知っておいて損はありません。   本記事では契約者貸付制度の概要や利用方法、注意点を解説します。

契約者貸付制度とは

契約者貸付制度とは、生命保険などの解約返戻金を担保として生命保険会社からお金を借りる仕組みです。解約返戻金を担保としているため借入審査がなく、申し込みから入金まで早い点が特徴です。
 
制度の対象となる保険は終身保険や養老保険、個人年金保険、学資保険など、いわゆる「貯蓄タイプ」の保険です。掛け捨てタイプの保険では利用できません。保険を解約するわけではないため、保障を受けながらお金が借りられます。
 
借り入れ可能な金額は、生命保険会社や保険商品によっても異なりますが、「解約返戻金の6~8割程度」です。利率も同様に生命保険会社などによって異なりますが、「おおむね年1~6%」で、カードローンや消費者金融などと比べると低めの利率となります。
 

契約者貸付制度の利用方法

契約者貸付制度は、生命保険会社の窓口やコールセンター、インターネットなどから申し込めます。借入審査が不要なため、申し込みから入金まではスピーディーです。生命保険会社によっては、申し込みの当日または翌営業日には入金されるところもあります。
 
返済はカードローンなどのように毎月定額で返すというものではなく、任意のタイミングで返済可能です。そのため、返済の督促も基本的にはありません。
 

契約者貸付制度を利用する際の注意点

このように契約者貸付制度はメリットばかりに思えるかもしれませんが、注意点もあります。まず、制度を利用してお金を借りている最中に保険金が支払われる場合、保険金は借入金を差し引いた額しか支払われません。そのため、保障が不十分になってしまう恐れがあります。
 
また、督促はありませんが、「利息は1年ごとに借入元金に組み込まれる」点にも注意が必要です。例えば、10万円を年利率3%で借りたとして1年間まったく返済しなかった場合、1年後には10万円に利息3000円を加えた10万3000円が新たな借入元金となります。さらに1年後は利息3090円を加えた10万6090円が新たな借入元金になるというように、契約者貸付制度の利息には「複利効果」があるため、返済を放置すると雪だるま式に借入元金が膨らむ恐れがあります。
 
このようにして借入元金が増えて解約返戻金を上回った場合は、一定期間内に規定の金額を返済しないと保険契約が解約されてしまうこともあるため、返済は計画的に行いましょう。
 

あくまで利用は計画的に

契約者貸付制度はお金を借りる際にネックとなる審査がなく、申し込みから短期間で入金されるなどのメリットがあります。ただし、あくまで保険は万が一のときに備えるものなので、いざというときの保障が不足しないよう配慮が必要です。契約者貸付制度は一時的な利用にとどめるなど、計画的に利用しましょう。
 

出典

第一生命保険株式会社 契約者貸付限度額
第一生命保険株式会社 よくあるご質問(FAQ) 「当社所定の利率」とはどのくらいなのでしょうか?
住友生命保険相互会社 生命保険契約に関する積立利率等・約款貸付の利率のお知らせ
住友生命保険相互会社 契約者貸付制度について
 
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士

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