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老後は「賃貸」と「持ち家」どっちがいいの? メリット・デメリットを解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月9日 4時30分

老後は「賃貸」と「持ち家」どっちがいいの? メリット・デメリットを解説

住居を選択するときは、老後の暮らしまで考えておくことが重要です。賃貸と持ち家では、暮らしに与える影響が異なります。なんとなく選んでしまうと、年齢を重ねてから賃貸あるいは持ち家にしておけばよかったと感じるかもしれません。   本記事では、老後の暮らしを想定して賃貸と持ち家のメリット・デメリットを解説しています。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸の主なメリットとデメリットは次の通りです。
 

・メリット

ライフスタイルや収入にあわせて住居を自由に選択できます。例えば、年金額にあわせて家賃が安い住居へ引っ越す、子どもの独立にあわせて部屋数が少ない住居へ引っ越すなどが考えられます。老後の暮らしにあわせた住居を確保しやすいといえるでしょう。
 
家賃以外の維持費がかかりにくい点も魅力です。住居を所有していないため、固定資産税を課税されることはありません。同様の理由で、住居の修繕費なども基本的に不要です。
 

・デメリット

住居を借りるため、住み続ける限り家賃がかかります。さらに、長期間にわたり家賃を払い続けても、住居を自分のものにすることはできません。住居を資産として活用したい場合は向いていない選択といえるでしょう。
 
住居を自由に選択できるものの、高齢になると転居先を見つけにくくなる点も注意したいポイントです。また、リフォームも自由に行えません。例えば、足腰が弱って住居を改修する場合、所有者の許可を取る必要があります。
 

持ち家のメリット・デメリット

持ち家の主なメリットとデメリットは次の通りです。
 

・メリット

住宅ローンを完済すると、毎月の支払いはなくなります。返済計画を慎重に立てれば、老後の暮らしは安定しやすくなります。
 
住居が自分の資産になる点も魅力です。例えば、住居を貸し出して家賃収入を得ることやリースバック(住居を売却して資金を確保したうえで、賃貸借契約を結び家賃を払って売却した住居に住み続けるサービス)を活用することなどが考えられます。希望通りに進むとは限りませんが、持ち家はさまざまな活用方法を検討できます。
 
ライフスタイルにあわせて、リフォームできる点も見逃せません。子どもの独立にあわせて間取りを変更することや身体の状態にあわせて部屋を改修することなどが考えられます。
 

・デメリット

住宅ローン残債がある場合、賃貸のようにライフスタイルや収入にあわせて引っ越すことは基本的にできません。転居すると毎月の返済に加え家賃もかかるからです。
 
賃貸より維持費がかかりやすい点にも注意が必要です。具体的には、固定資産税や修繕費などがかかります。固定資産税額は、課税標準額の原則1.4%です。持ち家を選択する場合、毎月の返済額に加えてどれくらいの維持費がかかるか押さえておくことが重要です。
 

老後の暮らしを想定して住居を選択しましょう


 
賃貸の主なメリットは維持費がかかりにくいこと、主なデメリットは家賃がかかり続けること、持ち家の主なメリットは住宅ローンを完済すると毎月の支払いがなくなること、主なデメリットは維持費がかかることです。
 
双方にメリット・デメリットがあるため、どちらが優れているということはできません。老後の暮らしを想定したうえで選択することが重要です。
 

出典

総務省 固定資産税
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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