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定年後は「終活」の前に「就活」、加えて「収活」が重要な理由

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月10日 10時0分

定年後は「終活」の前に「就活」、加えて「収活」が重要な理由

定年後の高齢者の生活において、「シュウカツ」といえば、終活を思い浮かべる人が多いかもしれません。加えて、それ以外の2つの「シュウカツ」も、高齢者がポジティブな毎日を送る上で、とても大切です。3つの「シュウカツ」を通して、充実した生と死を送ることができます。   ここでは、「シュウカツ」が重要な理由を分かりやすく紹介します。

3つの「シュウカツ」とは

3つの「シュウカツ」とは、終活のほかに、「就活」と「収活」のことです。
 
終活は、葬式のやり方や生命保険、財産などの整理や延命治療の要否など、本人が健康なうちに準備して、人生の最後を安心して迎えられるようにするものです。
 
また定年後は、収入が減って経済的に余裕がなくなり、ライフスタイルも現役時代から大きく変化します。そのため、健康に自信があり、経済的な余裕や生きがいを持つために働く意欲がある方には「就活」が、そして、家にたまった家財などを元気なうちから徐々に整理してシンプルな生活に移行する「収活」もとても大事になります。
 

定年後の生活に余裕とリズムをもたらす「就活」

厚生労働省が発表した令和3年簡易生命表の概況によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳。それにつれて健康寿命も延びており、定年後も長いセカンドライフが待っています。
 
年金の受給開始は65歳からですが、60歳で定年を迎えると、年金を受給するまでの間の生活費を考えることが必要です。
 
定年後も多くの高齢者は、健康なうちは働き続けることを希望しています。定年前の会社での再雇用や違う会社などでの再就職、あるいは現役時代からやりたかったフリーランスに挑戦する選択肢もあります。
 
定年後も働き続けることで、経済的に余裕ができるのは大きなメリットです。また、社会とのつながりを持つことができ、やりがいや自己肯定感も感じられます。さらに仕事をすることで、生活にリズムができ集中力も必要になるので、心身を含め健康面にも良い影響をもたらします。
 

暮らしを断捨離してシンプル生活を実現する「収活」

収活は、なじみが薄いかもしれません。定年後の生活は、現役時代のライフスタイルとは大きく変わります。
 
子どもも独立し、外出、外食、旅行や来客などの機会も現役時代ほど多くはないので、衣服や食器などもそれほど必要なくなります。モノに対して思い入れが深く、ため込みがちな方も、現状のライフスタイルに応じた身の丈に合うシンプルな生活に徐々に変えていくことがおすすめです。
 
親や親戚が亡くなって、後始末が大変だった経験をお持ちの方もあるでしょう。後に残る家族のことを考えて、迷惑をかけないように、思い切って元気なうちから徐々に整理するようにしましょう。
 

3つの「シュウカツ」を通して満足いくポジティブな生と死を

3つの「シュウカツ」を通して経験するのは、自分の死と生にしっかり向き合うことです。自分がどんな死を迎えたいかゴールから考えて、満足いく毎日を過ごしていくことで、充実した生を積み重ねることができます。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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