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「休眠預金」って?10年間取引がなかったお金は引き出せなくなるって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月11日 3時40分

「休眠預金」って?10年間取引がなかったお金は引き出せなくなるって本当?

「休眠預金」という言葉を聞いたことはないでしょうか。長らく取引されていない預金口座は休眠預金と呼ばれています。特に利用することもないまま何もせずに一定期間が過ぎてしまうと、自分の預金であっても他のことに活用されるかもしれません。今回は、休眠預金として10年経過するとどのようなことが起こるのかを解説していきます。

10年以上取引がない預金は民間公益活動の活用対象になる

2009年1月1日以降の取引から10年以上経過している預金は、民間公益活動の活用対象になります。これは「休眠預金等活用法」という法律によって定められているもので、自分のお金であっても場合によっては使えなくなる可能性が出てきます。
 
対象になる預金は、普通預金だけではありません。定期預金や定期積金なども対象です。なお、財形住宅や財形年金のような特定の目的を持つ預貯金やマル優の適用となっている障がい者向けの預貯金、外貨預金などは対象外となっています。
 

休眠預金になると引き出しができない?

休眠預金の対象になっても、引き出せなくなるわけではありません。自分の口座からお金を引き出すことは可能です。ただし、キャッシュカードでATMからそのまま引き出すといった通常の利用は難しくなるので注意が必要です。
 
口座のある金融機関に、通帳とキャッシュカードの他、本人確認書類などを持参すれば引き出すことはできます。また、いったん休眠預金という扱いを受けると引き続き口座を使用できない場合も出てきます。休眠預金の対象になったときの引き出しに関する手続きやその後の口座使用については金融機関ごとに異なります。
 
お金を引き出す場合も引き続き使用したい場合も、詳しくは口座を開設している金融機関に確認しましょう。なお、休眠預金になった場合、引き出しに期限が設けられているわけではありません。所定の手続きをすればいつでも引き出すことは可能です。
 

休眠預金にしないためには?

実際の手続きや扱い方は金融機関ごとに異なりますが、いざ休眠預金になってしまうとスムーズに引き出せなくなります。休眠預金にしないためには、定期的に何らかの取引を行いましょう。例えば、光熱費の振替口座として利用するのもいいでしょうし、生活費が浮いたときの預金としてときどき入金するのもいいかもしれません。つまり、利用しているという記録があればいいのです。
 
銀行口座は、給与の振込先として指定の金融機関で開設することもあります。そのような場合だと、転職などで使わなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。自分でも忘れていた口座に、思わぬ預金が残っていることも考えられます。口座を複数持っている人はときどき通帳を確認し、長らく取引がないときは引き出すか預けるなどの記録を残しておくことが大切です。
 

10年経過した休眠預金でも引き出しは可能!ただし注意を!


 
10年以上取引がないまま休眠預金になっても、自分で引き出すことは可能です。ただし、従来のようにATMを利用するなどスムーズに引き出すことは難しくなります。10年以上使っていない口座の預金を引き出すときは、所定の手続きが必要です。思い当たる預金がある場合は、まず金融機関に問い合わせをして適切に手続きを行いましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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