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4人に1人が「相続時のトラブル」に遭遇!?  トラブル回避にはどうすればいい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月11日 9時10分

4人に1人が「相続時のトラブル」に遭遇!?  トラブル回避にはどうすればいい?

遺産を相続するとき、財産の種類によっては思わぬトラブルが起こることもあります。中でも注意しておきたいのは、不動産相続です。相続人の人数や不動産の状況によってはスムーズに進まないこともあるでしょう。   今回は、不動産相続によく見られるトラブルについて触れ、できるだけトラブルを避けてスムーズに相続するための対策について解説します。

不動産相続で起こりがちなトラブルとは?

不動産相続の際に生じやすいトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか。ベンチャーサポート不動産株式会社は、2022年9月13日~2022年9月14日にかけて、首都圏在住の相続経験者の男女1010人を対象に「不動産相続の難しさ、相続時に苦労・大変だったこと」を調査しました。その調査によれば、約4人に1人の割合で相続時に何らかのトラブルを経験しています。
 
トラブルについて「かなり生じた」という回答は7.8%で「ある程度生じた」という回答は15.3%です。トラブルの内容については「換金して平等に分けたい人と実家を売りたくないという人で意見が分かれた」「相続対象者が複数にわたっていて放棄手続きに支障が出た」「複数の物件を個別に分けようとしたが、評価額の違いで争いに発展した」などが見られます。
 
不動産相続の場合、相続人が多いほど意見がまとまりにくいといったトラブルが起こりやすくなります。今回の調査では、トラブルが発生した人の中で「すべて解決できた」と回答したのは43.5%です。「ある程度解決した」という回答は43.7%で、半数ほどは何らかの課題が残っていると考えることができます。
 

不動産相続でありがちなトラブルを避けるには?

不動産相続の場合、相続人によって考え方が異なるのは仕方のないことです。生まれ育った家に愛着を持つのは自然なことではあります。しかし、住む予定もなく空き家にするなら売却してお金に換え、平等に分けるのも適切な方法です。
 
不動産相続でこうしたトラブルを避けるには、まず兄弟姉妹や親族でじっくり話し合うことです。誰か1人の意見に賛同を求めるのではなく、相続人全員の考えを聞き、そのうえですり合わせを行う必要があります。
 
ただし、遺産相続には期限があることも忘れてはいけません。また、相続税の支払いについても考えておくことが重要です。例えば、不動産をそのままの形で残したところで、相続税が払えなければ結果的に手放すことになります。
 
相続税の納付期限は、相続があることを知った翌日から10ヶ月以内です。また、もとの所有者が死亡したとき、相続登記が未了のままで放置されることが問題になりつつあります。それを防ぐために、2024年(令和6年)4月1日からは相続登記の申請が義務化されることも知っておくといいでしょう。
 

不動産相続のトラブルを回避するには相続人で話し合うことが大切

不動産相続でよく見られるトラブルは、相続人の間で意見が分かれるなどの争いです。相続人が複数になるときはそれぞれの意見を尊重し、そのうえでしっかり話し合うことが求められます。そして、遺言書や法律に沿って適切な相続手続きを踏むことです。相続税の納税期限なども意識しつつ、スムーズに進められるようにしましょう。
 

出典

ベンチャーサポート不動産株式会社 <不動産相続の難しさ、大変さの実態調査(第2回)>を実施
国税庁 相続税のあらまし
法務局 相続登記の登録免許税の免税措置について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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