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「年収290万」で生活苦、友人のSNSがキラキラしていて病みそうです…これからどうすればいいでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月16日 23時20分

「年収290万」で生活苦、友人のSNSがキラキラしていて病みそうです…これからどうすればいいでしょうか?

SNSは手軽に情報を得たり発信したりできる非常に便利なツールです。著名人やインフルエンサーのみならず、友人の投稿を見るのが楽しみという人も多いことでしょう。   一方、自分と同じフィールドに立っていると思っていた友人が投稿した“輝かしい日常”を目の当たりにし、「自分は年収も少ないし、こんなキラキラした生活はできるはずがない」と感じると、気持ちが沈んでしまうこともあるでしょう。

SNSは虚像の側面もあることを理解する

基本的にSNSは、誰もが簡単に投稿できるよう設計されています。写真や動画の加工も容易で、手を加えれば加えるほど現実離れした投稿になります。もちろん、日常の一コマを切り取っただけのシンプルな投稿もあるものの、より魅力的な写真に見せるために加工をしているケースも少なくありません。
 
中には、SNSに投稿するために行動を起こす人もいます。例えば、季節のイベントに興味がなかった人がSNSを始めた途端にハロウィーンパーティーに参加するようになった、記念写真のディティールにこだわるようになったなどです。
 
これらのことからわかるように、SNSは必ずしも投稿者のリアルな生活を映し出したものではありません。どれほどキラキラした投稿であっても「虚像かもしれないな」と、冷静な目で見ることも大切です。
 

SNSより現実の世界に目を向ける

友人のキラキラした投稿に焦燥感を覚えたら、いったんSNSから離れて現実の世界に目を向けましょう。心が病みそうな状況でもSNSを見ることは有意義な時間の使い方ではありません。「時は金なり」という言葉があるように、自分の時間はかけがえのないものです。わざわざ時間を消費して心に負担をかけるよりも、自分が本当に好きなことや食べたいもの、行きたい場所を思い描きましょう。
 
人の感性はさまざまです。どれほどSNSがキラキラした投稿であふれていても、それに魅力を感じない人も少なくありません。おしゃれなカフェでランチをするよりも、1個100円の大判焼きを買って食べるほうが幸せだと感じるのなら、その感性に自信をもちましょう。
 

年収290万は平均値とかけ離れているわけではない

総務省の調査によると、2021年における単身世帯のうち勤労者世帯の平均賃金は418万円で、手取りは約330万円です。消費支出は206万1792円なので、給料の6割ほどが消費支出となり、自由に使えるお金は年124万円ほどです。
 
仮に消費支出を同額とすると、年収290万円の場合は手取りが230万円ほどなので、自由に使えるお金が84万円ほどになります。平均賃金と比較すると40万円ほどの差です。この差を埋める、もしくは平均賃金以上の年収を目指すとなると、キャリアアップや転職を視野に入れる必要があります。
 
しかし、年収を上げられても、体や心が疲弊するようでは元も子もありません。そのため、自分にとって無理のないポイントを探ることも大切です。
 

「キラキラした生活=お金を消費する生活」ではない


 
SNSにあふれるキラキラした投稿を見れば「このような生活をするためにはお金が必要だ」と思ってしまうのも無理はありません。
 
しかし、いくらお金を消費しても、心から充実した生活を送れなければむなしさだけが残ります。他人からうらやましがられたり、自己顕示欲を満たしたりするためだけにお金を消費する生活は、いずれ限界がやってきます。なぜなら、お金を消費して得られる幸せはごく限られたものだからです。
 
「キラキラした生活をするために年収を上げたい」「友人がうらやましい」と思ったら、自分がSNSに振り回されていないかを考えましょう。その上で、自分にとって「必要なこと」や「やるべきこと」は何かを明確にすると、進むべき道が見えてきます。他人ではなく自分のために働くことを忘れずに、充実した日々を送りましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 単身世帯(2021年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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