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【卒業】夜の校舎で「窓ガラス」を壊してまわると実際いくらかかる? 最低でも1枚「1万円」!?

ファイナンシャルフィールド / 2023年2月19日 11時10分

【卒業】夜の校舎で「窓ガラス」を壊してまわると実際いくらかかる? 最低でも1枚「1万円」!?

尾崎豊の名曲「卒業」では、「夜の校舎」で「窓ガラス」を壊してまわった、というくだりがありますが、ここでふと疑問が湧いてきます。   「いや、なんで割るの?」「ガラス1枚いくらなの?」「修理代は総額いくらになるの?」。窓ガラスを割ることは犯罪行為なので絶対にしてはいけません。   この記事ではガラス1枚の修理費はいくらなのか、仮に学校の窓ガラスを全部割ったら修理代はいくらになるのかに焦点を当て検証していきます。

そもそも窓ガラスは割ったら犯罪

周知の事実ですが、学校であろうと会社であろうと窓ガラスを割ってはいけません。たとえ社会に対してむしゃくしゃしてもです。ちなみに、窓ガラスを割る行為については、建造物損壊罪(刑法260条)や器物損壊罪(刑法261条)の成立をはじめ、窓を割るために夜の校舎に入った建造物侵入罪(刑法130条)も考えられます。
 
他人の建造物又は艦船を損壊した者は、5年以下の懲役に処されますので、むしゃくしゃしたら筋トレやランニングをして汗を流すなどでストレスを発散してください。
 

窓ガラスの修理代は1~5万円


 
窓ガラスの修理代はサイズや種類によって異なります。通常のガラスで1万円~3万円、網入りガラスで2万円~5万円、強化ガラスで2万円~5万円となっています。なので、1枚ガラスを割っただけでも最大5万円の弁償となります。
 
では「弁償は誰がするのか」というと、割った本人が未成年の場合は「保護者」です。18歳以上は成人ですので、その場合は本人が弁償することになります。18歳未満は当時も今も未成年です。割ったガラス代の修理費は保護者が弁償し、ガラスを割った本人が14歳以上であれば逮捕される可能性があります。
 
ここで弁償代に保険は効かないのかな? と疑問が湧いてきます。個人賠償責任保険に家族が加入していれば、窓ガラスを割ってしまった場合などに保険が適用される場合があります。
 
しかし、適用されるのは「故意」ではない場合です。尾崎豊の歌だと完全に窓ガラスを壊して回ったと歌っていますので故意と考えられ、保険の適用はかなり難しいです。保護者は窓ガラスを割った枚数分の弁償をしなくてはいけません。
 

学校の窓ガラスの数は200枚を超える

一般的な校舎の画像から数えてみても、窓ガラスの数は200枚を超えます。おびただしい数の窓ガラスがあるので、これを全部割ったら弁償額はいくらになるのか計算してみましょう。窓ガラス1枚の修理費が1万円でその数が200枚だったら200万円です。仮に窓ガラス1枚5万円の修理費で、合計200枚あれば、1000万円の修理費です。
 
むしゃくしゃしたその気持ちから窓ガラスを割るのは気持ちいいかもしれません。しかし、後日、保護者と共に学校側へ謝罪し、更に1000万円の修理費を家庭で負うだなんて余計にストレスですよね。突発的な行動は止したほうがよさそうです。
 

窓ガラス割ったらダメ。絶対。

むしゃくしゃしたときに何かを投げつけて壊すとスッキリするもの。実際にいらなくなった食器を投げつけて割り、ストレスを発散するお店もあります。しかし、学校の窓ガラスは「若気の至り」だとしても割るべきではありません。器物損壊で逮捕され、莫大な損害賠償を請求されるなどの恐れもあります。学校のガラスを割るような軽率な行動はやめましょう。
 

出典

法令検索 刑法
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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