「1円でも安いガソリン」を求め10km走るのはムダ!? おすすめの方法も紹介
ファイナンシャルフィールド / 2023年2月20日 23時0分
![「1円でも安いガソリン」を求め10km走るのはムダ!? おすすめの方法も紹介](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_187902_0-small.jpg)
世界情勢の変化によって高値水準が続くガソリン価格。コロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」として政府が補助金を石油元売り各社に出してはいますが、ガソリン価格は依然高いまま。日常的に車を使うユーザーにとっては少しでも安い価格で給油をしたいところでしょう。 ですが、安いガソリンを求めてガソリンスタンドを探し回ることは極めて無駄であるということを理解しておく必要があるでしょう。
安いガソリンを求めて遠方まで行くことのデメリット
ハイブリッド車など低燃費を売りにした車に乗っている人でも、遠方まで運転することにはさまざまな負担がかかります。例として、1円でも安いガソリンを入れるために往復10キロメートルのガソリンスタンドに行くことで生じる弊害について確認していきましょう。
ガソリンを浪費する
安いガソリンを求めて移動することで車を動かすことになりますが、その分ガソリンを消費してしまいます。1リットル当たり20キロメートル走る車に乗っている場合、ガソリンスタンドへの往復で0.5リットルものガソリンを使います。
その車がレギュラー仕様車でレギュラーガソリンの価格が160円/リットルだった場合、1円安いガソリンスタンドに行くだけで80円も浪費することになります。一度の給油で80リットル以上給油できる車であれば損することはありませんが、最近の車は多くても50リットル程度しか給油できませんので、それだけで赤字になってしまいます。
時間の無駄になる
わざわざ遠方のガソリンスタンドに行くとなると、時間もかかってしまいます。往復10キロメートルのガソリンスタンドに車で行くには、時速40キロメートルで15分程度かかります。月に複数回行けば、累計では相当の時間を「移動のみ」に費やすことになります。
もし時給1000円で仕事をしている場合、その時間を仕事に回せば「お金を稼ぐ」ことができますよね。最近では時間を有意義に使うことを重視する「タイムパフォーマンス」なる言葉も出てきていますが、1日は24時間と有限ですので、時間をお金で買うという考えを持つことも大切かもしれません。
それでもガソリンを安く入れたい!という人におすすめの方法
とはいっても家計の負担を少しでも軽減させるためにどのような方法がとれるのか、3つの視点から軽減策を模索してみましょう。
車の運転方法を見直す
「燃費を向上させる運転」を心がけることが給油量を減らす近道です。急発進や急ブレーキをはじめとした、とにかく「急」のつく運転をしない、安全運転を心がけることで燃費を数%向上させることができますので、実践してみましょう。
また、車にはエアコンが付いていますが、その設定温度を調整する(暖房の場合は下げる、冷房の場合は上げる)ことで多少は燃費に貢献することができます。
適切なタイヤメンテナンスをする
セルフ方式のガソリンスタンドを利用している人も多いかと思いますが、タイヤの空気圧はチェックしているでしょうか。
タイヤの空気圧は1ヶ月で 10~20kpa(キロパスカル) 減ると言われていますので、少なくとも1ヶ月に1回はタイヤの空気をチェックしましょう。タイヤの空気圧が低下すると燃費の悪化だけでなく、乗り心地も悪くなりますし、タイヤの劣化も早まります。
ご自身で空気圧チェックが難しい場合は、有人のガソリンスタンドのスタッフに依頼して見てもらうなどしましょう。
ガソリンの割引施策を有効活用する
最近はガソリンスタンドごとに割引クーポンを発行しているところも増えてきました。石油元売り各社のスマートフォンアプリをインストールして普段利用する店舗を登録すればアプリから定期的に割引クーポンが配信されますし、LINEで友達登録をすれば割引クーポンが定期的に発信されるところもあります。これらを使いこなして、ガソリンを安く給油する工夫をするのも一つの方法です。
安いガソリンスタンドを探してさまようのはナンセンス! 別の方法で家計負担を減らそう
少しでも安く給油したい! という気持ちもわかりますが、そのためにガソリンも時間も浪費するのは本末転倒です。お金と時間を無駄にしないために、アプリやクーポンなどを活用することは多くの人が実践していること。
普段利用しているガソリンスタンドに案内が掲示されている場合もありますし、スマートフォンに入っているアプリストアで検索すればインストールすることも可能です。今すぐ実践できることもありますから、ちょっとした時間で調べてみるのもいいでしょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和補助金
執筆者:宇野源一
AFP
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